King's College London(KCL)の学生証を入手するまでの道のりについて調べてみた。
今回はKCLで学生証を入手するまでに必要なものを遡る形で調べてみました。
学生証を手に入れるには?
現物を手に入れる
KCLのWEBサイトにてFAQとして掲載されています。
学生証そのものを入手するためには、実際にKCLへ行く必要があります。
手に入れるための申請をする
現物を手に入れるためには、オンラインの申請手続きが必要です。
マサヒコ氏のNoteでも触れられていますが、学生証はRight to Study (UKVI 英国ビザ・移民局が規定した留学生が入学する権利、留学生の身元確認的なもの)のCheckが完了しないと学生としての登録はされず、学生証の受け取りもできません。
Right to StudyのCheckを完了するには?
詳細は以下のKCLのページに書いてあります。
Right to Studyの手続きはStudent Services Onlineで行います。(2022/7/14からはStudy Recordというページからも可能)。
必要なものは以下の3つ
パスポート
学生ビザ
入国証明書(航空券とかでもいいみたい)
それぞれのコピーまたはオンライン処理されている情報を登録すれば、大学側はそれを確認してRight to StudyのCheckを行うようです。
上記3つのうち、パスポート、入国証明書は英国に来ている時点で確実に持っています。では学生ビザはどうやって手に入れるのでしょうか。
学生ビザを手に入れるには?
学生ビザについては、KCLのページにも書いてあります。
上記ページのPart.2に書いてありそうなのでクリックしてみると、別サイト(おそらく英国の大学全般についてのビザに関するページ)に飛びますが、ページの仕様かちゃんと見れません。文字色と背景色が一緒になってるっぽいです。なんとか探していくと、以下のページに辿り着きます。
必要書類にCAS(Confirmation of Acceptance for Studies、正式に学生の入学を決定した後に発行される書類)というものが出てきます。
また、学生ビザ取得には様々な書類が必要ですが、ここではCASはどうやって入手するのかについて注目したいと思います。
CAS(Confirmation of Acceptance for Studies)を入手するためには
CASについては下記ページに情報があります。
英国の大学からの正式入学決定の連絡ですので、これこそが合格通知書です。これは対面授業を受ける際「この学生は英国内ではうちの学校が面倒見るよー」意味合いを持つ文書です。
(重要)オンラインコースではCASは発行されない
こちらの2020年9月からKCLの大学院に通い始めた方のツイートでも書いている通り、渡英を伴わないオンラインコースでCASは発行されません。
CASが発行されないということは、学生証も発行されないわけです。
なお、マサヒコ氏の記事では、2020年のPre-sessionalはコロナ禍で全てオンラインだったとありますので、2020年のPre-sessionalコースを受講してもCASは発行されません。
また、調べた限りでは2021年は6週間コースのみ対面/オンライン混合、11週間コースはオンラインのみ、2022年は11週間コースも対面が復活と、少しずつコロナ禍から元の状態に戻っていったようです。
CASの申請方法
KCLの場合、King's Apply(KCL独自のオンラインサービス)を使用してCASの発行の申請します。
このページに記載の通り、
Unconditional Offer(無条件オファー)で、
オファー受ける(入学するよー)と宣言し、
パスポートの詳細をアップロードし、
ビザ申請すっからよろしくーと申し添える
これで問題無ければCASが発行がされます。
つまりCASが発行されるためには、無条件オファーを得る必要があります。
無条件オファーがCAS発行に必要なことは、以下のページにも書いてありました。
ですので、成績証明書や、英語力検定(IELTS等)を未提出、Pre-sessionalコースに合格していない状況(条件付きオファー)ではCAS発行はされないのでしょう。
Unconditional Offer(無条件オファー)を得る方法は?
これは2つのパターンがあります。
出願後のオファーでUnconditional Offer(無条件オファー)を受ける
Conditional Offer(条件付きオファー)を受けた後、条件をクリアする
1については出願時の書類にて、KCLのコースが設定する成績/英語力要件を満たしていれば良いと思われます。
一方2についてですが、条件付きオファーの場合は、King's Applyでオファー条件をクリアした証明書類(成績要件、英語力要件)をアップして審査をしてもらい、問題無ければ無条件オファーに変えてもらえるようです。
また、英語力要件に対してPre-Sessionalコースの受講が必要な場合は、Pre-sessionalコースの合格をもって無条件オファーに変えてもらえるようです。
2022年9月からKCL大学院に通っているこちらの方はPre-sessionalコースを終えた時点で無条件オファーになったようです。
オファーを得るためには
オファー以前については以下の記事内「1. Student IDってKCLからのオファー時に既にもらってるんじゃない?」で触れていますので説明は割愛します。
一言で言えば、受験者が願書を出願して大学がオファーを出す、です。
まとめ
学生証を手に入れるための必要なものを遡る形で紹介しましたが、時系列的に順を追ってまとめると、
UCAS 出願
↓(審査)↓
↓ 条件付きオファー獲得
↓ ↓(学業/英語力成績提出、Pre-sessionalコース合格で条件クリア)
無条件オファー獲得
↓(CAS申請、申請だけなら条件付きオファー時からできるかも)
CAS 発行
↓(学生ビザ申請)
学生ビザ入手
↓(渡英)
Right to Study Check完了
↓(KCL来訪)
学生証入手
という道のりであることが分かりました。
当然、このほかにも様々な準備(学生ビザ取得のために必要なもの、渡英の為の航空機チケットなどなど)もありますが、どれが欠けても学生証は入手できません。
そして学生証を入手し晴れてKCLのキャンパスライフがスタートするわけですね。(ニッコリ)
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