【雑学】信号が赤色に変わる本当の理由【真理】
次第に秋めいてきた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
突然ですが私は秋の夜がとても好きです。
空気が澄んでいて暑くも寒くも無くて、静かだけど遠くで虫が鳴いていて。
そんな夜は自分と夜の間を隔てる輪郭がだんだんと曖昧になっていくような気がします。少しずつ自分が夜に溶け出して、その分夜が自分に流れ込んで、一年分の変化や成長を感じる。すると時々何年か前に夜に溶け出していった自分が帰ってきて、懐かしい気持ちになる。
秋の夜長に昔好きだった曲を聞いたり写真を見返したりしてしまうのは帰ってきた自分の一部の仕業なんじゃないのかなあと思ったりもします。
そんな昨晩の散歩中、何年か前に夜へ溶けていったであろうノーベル賞並みのビッグアイディアが私の中へ流れ、帰ってきたので今日はそれを報告したいと思います。
それは信号が赤くなる理由です。
思えば不思議ですよね、何故信号の色は勝手に変わるのでしょうか。
実はこれ、とある現象が関わっておりそれが原因です。そのため、その現象を完全に理解できれば信号に一切引っかからない事も可能であり、事実私は信号で停止した事が一度もありません。
ではその現象とは何なのか。
結論から言います。
それは「赤方偏移」です。
理系の方々や天文学を嗜む方々であれば聴き慣れた言葉だと思いますが簡単に説明させていただきます。
救急車でお馴染みのドップラー効果はご存知のことと思います。波の発生源と観測者の相対的な速度によって波の周波数が変化して観測される現象の事です。
救急車の場合は発生源の車両が遠ざかる事で周波数が変化し音の高さが変わって聞こえるのです。
そして、信号の場合は光の波です。
光の波におけるドップラー効果は近づくほど青く(青方偏移)離れるほどに赤く(赤方偏移)変化します。
想像してみてください。曲がり角を曲がって渡りたい信号へ、信号はすでに点滅、急いで走り出す。するとどうでしょう、走るあなたは次第に亜光速へと近づき青方偏移が発生、信号は青色に観測されます。そして信号を渡りきり、離れていくと信号は赤色に観測されます。これが赤方偏移、信号が赤色に変わる理由です。
これらは観測者と信号の相対的な距離を参照するため、移動する対象がが観測者であってもこの現象は起こります。そのため普段のんびり歩いて目の前で信号が赤色に変わってしまう皆さんも信号を渡る際だけは亜光速を心がけてみると信号に引っ掛かる事は無くなるのではないでしょうか。
私はこれで仮免許試験に3回落ちました。
秋月が 赤みがかって 君のよう
離れる心 赤方偏移
理系短歌キモチェ〜〜〜〜
また来週!!!!!!!!!!!
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