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スプリング・エフェメラル、 セツブンソウを探しに。

スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)とは、春先に咲く「春のかないもの」、「春の短い命」、「春の妖精」とも呼ばれる花々の総称です。まだまだ寒い日は続きますが、春の気配を探しに山里を歩きたくなるのが、この時期です。

日本ではセツブンソウ、フクジュソウ、カタクリ、アズマイチゲ、イチリンソウなどが知られています。

 セツブンソウは節分草とも書きますが、実際見ごろになるのは節分より遅く、2月中旬以降から3月上旬ぐらいです。私は、2020年3月1日に、埼玉県の小鹿野町両神堂上の節分草園を訪れました。ピークを少し過ぎたくらいでしたが、まだまだ十分見頃でした。年によって開花時期がずれるようなので、確認してからの方がいいようです。

地面全体が白く覆われているのがわかるでしょうか。

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私がこの花の、雄蕊の青紫色、実は花弁の黄色、そして実はガクである白色、その組み合わせと、全体の可憐な感じが好きです。

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セツブンソウは、石灰岩地、冬の落葉した半日陰のような場所が生息地のようです。秩父は武甲山が石灰岩が採掘されることで有名ですし、かってはセツブンソウがあちこちで見られたと聞きます。

セツブンソウの生息条件を満たす環境だと思うので、今年は自生地を探しながら山歩きをする予定です。

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