【DVDを借りてでも観たい】Netflixで観れない名作レゲエ映画5選
相次ぐ“まん防”に“緊急事態宣言”……。店も早く閉まるしこんな時は家でゆっくり映画でも見ようか〜と思っていても、何故かレゲエ系の映画ってNetflixにもAmazonプライムにもないことが多いですよね(YouTubeに上がってるやつは字幕もないし)。
そこで今回は、「街の大手レンタルビデオショップに置いてある作品限定」で、「レゲエ」や「ジャマイカ」にまつわる映画を5本厳選してご紹介!!
あなたの“おうち時間”が更に充実する手助けになれば幸いです。
それでは行ってみましょう!
ONE LOVE
普通にいい映画。
「普通に」というのも変な言い方だけど、まぁ「レゲエ系」の映画って、音楽的な予備知識があったら観てて面白いんだけど、映画作品としては破たんしてるものも多かったりするわけじゃないすか?(ハハハ……)
この作品は話の筋が通ってるのはモチロンのこと、映像も綺麗で凄くイイ!
あの、「必ず最後に愛は勝つ」みたいなオチも含めて、「派手さはないが凄く実直に作られた娯楽作品」という表現がピッタリです。
ぼくのnoteをご覧の皆さまの中には何らかの音楽活動をされてる方もとても多いと思うのですが、ぜひお正月やお盆の帰省の際にはご家族でこの映画を観てみてはいかがでしょう?
「レゲエだかゲゲゲだか知らないけど、いつになったら孫の顔が見れるのかね〜」
なんて、いつもは口うるさいパパやママも、少しあなたのやってることに理解を示してくれるかも!?
※ちなみに、自分は昔『8Mile』を観た父親に、
「いやー何でお前がラップをやってるのかよく分かったような気がしたわ!!!」
と、熱く語られた経験があるのですが、
「父さん、オレがやってるのは“ラップ”じゃなくて“レゲエ”だよ……」
とは、モチロン言えませんでした。
COOL RUNNING
“ガチ勢”の人からは「ベタすぎやろ!」と言われそうなのだけど、ぼくもそう思っていたがゆえに、三十過ぎるまで一度も観たことがなかった、ド定番レゲエムービー。
正直、とってものんび〜りしたテンポで話が進んでいくので、途中からケータイをいじりながら観てしまったのだけど、まさか最後にあんな感動的なオチが待ってるとは思わなかった!!
確かにこれは「名作」と呼ばれるだけのことはありますね。 すんませんナメてましたわ。
こちらも「ド定番」すぎて正直そこまで好きじゃなかった、映画主題歌『I CAN SEE CLEARLY NOW』も凄く爽快に聴こえてきた一作。
このドラマにも使われたのが懐かしいですね♪
SHOTTAS
まず最初に断わっておきたいのが、この作品を『シティオブゴッド』と同列に語るのは、どだい無理がある。
「ギャングスタムービー」と言うよりは、「ヤンキー中学生の妄想をそのまま映画化しました!」というような感じで、何とも大ざっぱなストーリー展開、投げっ放しなラストは見ててモヤモヤする。
ただ、BGMの方は『CALL THE POLICE FOR ME』や『BANDELERO』など、80sのDANCEHALL CLASSICが多く、レゲエ濃度は高め。
ダンスに行くシーンでは大御所サウンドMETRO MEDIAの名物MC・SKYJUICEが映ったり、「RAGGA」のツボは確かについております。
オープニングがキマーニと同じ「ボブの息子」であるJR.GONGの『WELCOME TO JAMROCK』というのも、モチロン「正解!」ですね◎(※「ジャマイカのやばさを教えてやるぜ!」という歌)
まぁ「レゲエ好き」でなければ全く楽しめない映画なんだけど、多少なりともレゲエに興味があるなら観ておいて損はない作品だと思います。
「ジャマイカのやばさ」を感じれるんじゃないかと思いますよ。 色んな意味で!!
ステラが恋に落ちて
ジャマイカを舞台にしたラブストーリー。もちろんレゲエ的な要素もふんだんに盛り込まれており、誰でも知ってるボブ・マーリーやシャバ・ランクスの名曲が効果的に使われていたり、恋人役の男が初めてのデートで真っ赤な網シャツを着てヒロインに“ワイニー”を仕掛けるシーンがあったりと、レゲエ好きなら楽しめること間違いナシ!です♪
ただ映画自体の完成度はというと……う〜ん70点ぐらいかな? 極端に外さないけど予想を裏切る展開もない。まぁ“安パイ”という言葉がピタリ!
しかし、ネットで検索してて面白かったのは、このお話、何と原作を書いた作者本人の「実話」なんですね(!)。
本当にジャマイカに行って超年下の男をGETしたんですが、実は相手の男はゲイでグリーンカード欲しさに近づいたそうで、後にバレて離婚……という凄いオチがついています。人の不幸を笑ってはイカンのだけどここまで来るともう笑うしかねぇ!!!
いつの時代も現実はフィクションを軽々と凌駕してきますな。
死の標的
スティーブン・セガール扮する熱血麻薬捜査官が、極悪ジャマイカンギャング達と大立ち回りを繰り広げる90年代のアクション映画。
とりあえず突っ込みどころが多すぎてどこから突っ込んでいいのかさっぱり分からない映画なんですが、特筆すべきは、ジャマイカでボスのスクリュー・フェイスを倒したセガールが、アメリカに帰還し、ギャングの残党に解散を命じるシーン。何と、カバンの中から明らかに作り物にしか見えないボスの生首を取り出し、「これを見ろ! お前たちのボスは死んだんだ!!」と高らかに宣言します!!!
もう「レゲエ」とか「ジャマイカ」の前に人としておかしいんじゃないかと思うんですが……(生首を所持しながら税関を突破できたのか)、とりあえずこの凄まじい脚本を映画化できたセガールが凄いですね。
「芸術は爆発だ!」という名言を遺したのは故・岡本太郎氏ですが、まさに90年代のハリウッドでは何かが「大爆発」していたのでしょう。
正にこれこそ「RAGGA」です!!こんな時「RAGGA」という言葉は便利ですね♪
まん防でヒマしてる方は是非この作品を観て「漢(おとこ)の修行」をしてみては!?
いかがでしたでしょうか? ここで紹介した5本の作品は全てぼくが地元である福井県のTSUTAYAやGEOで実際にDVDをレンタルして観たものばかりですので、全国どこでもお店を何軒か廻ればきっとすぐに見つかると思います。是非“おうち時間”を楽しむひとつになってもらえればなと。
これぞ必見!の“名作”から、何じゃこりゃ!な“迷作”まで紹介しましたが、全て制覇したらきっともっと「レゲエ」や「ジャマイカ」が好きになってるハズ♪