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大統領選挙を機に振り返るアメリカの旅。(コーネル大学訪問編)
今朝、第47代アメリカ大統領にトランプ氏当選のニュースが流れていた。
大統領への返り咲きは132年ぶりとのこと。
これからのアメリカや日本、世界はどうなっていくんだろうなあと考えながら、数年前にコーネル大学に仕事で行ったときの回顧録を書こうと思い立った。
コーネル大学はアイビーリーグのひとつで、世界大学ランキングでも常に上位に位置する最難関大学のひとつ。
ホテル経営学部が世界的に有名で、星野リゾートの星野佳路代表もこちらのご出身。この時もキャンパスにあるThe Statler Hotelに宿泊したのだけど、これがホスピタリティの真髄なのかと感動した。
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11月下旬の訪問だったのだけど、例年なら雪が積もる時期にもかかわらず、晴天に恵まれた。
コーネル大学は地域の農業・畜産業との結びつきが強く、農学や獣医学は世界最高峰と評されている。
キャンパスを歩いているとCornell Dairy Barの文字を発見。なんとここ、工場が併設されたアイスクリームショップ。コーネル大学の方によると、農学部で飼育された牛の乳を使ったコーネル・ブランドの乳製品を製造・販売していて、アイスクリームもそのひとつ。
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パッケージデザインなども、学生によるものだそう。酪農関係のスタートアップ企業も多数輩出されているとか。また同じ建物には、ワイン醸造の施設もあり、ホテル経営学部の学生らもソムリエとしての知識を得るために学んでいるという。
キャンパス内を歩いているだけで、たくさんの発見に巡り合う。まさに知の拠点というか、ここから多くのモノ・コトが人によってつくりだされていることを体感した。
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性染色体(XY)をモチーフとした壁(右)。
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(もっときれいに写真を撮ればよかったと後悔)
日を改め、イサカからマンハッタンへ。
コーネル大学の「格」を体感したのが、The Cornell Clubを訪れた時。メンバー限定のクラブで、講演会などのイベントやネットワーキングなどが行われていて、上層階はホテルになっているとか。この世界観、さすがアイビーリーグというか、日本の大学の校友組織とは一線を画していることを実感。
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マンハッタンはクリスマスムード一色で、ロックフェラーセンター伝統の大きなツリーと、スケートリンクがホリデーシーズンのムードを盛り上げている。サックス・フィフス・アベニューのデコレーションも、ずっと見ていたくなる素敵さ。
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夜のライトアップを見たかった・・・
政治思想や宗教観、人種や教育環境の違いなど、人を隔てる要素は身の回りにあふれている。クリスマスという行事もその象徴のひとつであるし。
人のこころの中を変えることは誰にもできないけれど、たとえ違ったとしても、その違いを越えて、こころがあたたかくなる瞬間を、ひとりでも多くのひとと共有することが出来たら、少しは幸せな空気が生まれるんじゃないかな、と、過去の記憶をたどりながら考えた朝でした。