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5月9日


夜中に様子を見に来てくれた助産師さんからきいた話。産気づくタイミングってメカニズム解明されてないけど、彼女の経験則だと低気圧の日とか満月の前後が多いらしい。そういえばわたしが入院するきっかけになった夜も満月の次の日、大雨の日だった。...あれ、やっぱりタイミング逃したんじゃない??あれれ??

朝。体調、あまりにも変わらず。ただありのまま臨月。
さすがに家に帰されるかな、帰れるかな、帰りたいな、と思いつつ診察を受ける。そうは言っても子宮口半分開いてる現状は変わらないため、本日も促進剤利用。出産を目指す。でるまで帰れまてん。
朝食のあと点滴スタート。昨日よりは一段階きいてる痛みがある。促進剤始めると眠気が強くなって、食欲がなくなる。お昼ごはんが入らない。残すのいやー。

緩やかに痛みが出てきたので陣痛室へ。痛みは出たり緩んだりを繰り返すばかり。午後の診察で、人口破水をさせることが決定。
診察台で先生が手をいれる。なかなか破れない。袋が上に逃げるような感覚があって、そのせいで力が入らないみたい。何度か試して、ぱつんと割れた。一気に水が出て足下が濡れた。


そこからは一瞬だった。
15時16分出産。 2,735gの元気な産声をきく。


破水したらまたたく間に陣痛がきて、すぐ分娩室へ。スピードが早すぎて、カテーテルで尿を抜く隙も、会陰切開もなかった。
たった20分くらいの出来事。2回しかいきんでない。すでに圧倒的親孝行。
わたしは動揺が隠せない。3日待機して、20分で産む。すごい時間配分だな。
サビの出産のときを繰り返し思い出す。彼ががんばって出てきたから、その道を通ったから、この子はこんなにすんなり出てこられた。いろんなことに感謝した。

わたしの意識がいろいろと駆けめぐった間も処置は続く。胎盤を初めて目視した。表面が青紫色でびっっくりした。わかりやすくグロくて忘れられない。(胎盤食べてみたいと思ってるからなおのことびびった。)ちょっと切れちゃった会陰を縫合してもらって、ざっくり拭かれた我が子とサクッと記念撮影。

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あって無いような休憩のあとパジャマに着替えてすぐ自室へ。破水から出産、自室へ戻るまででちょうど一時間くらい。緩急がすごい。

子宮収縮剤がすこぶる効いていて、ものすごく痛い。よっぽど陣痛らしい痛みでほとほと参る。そして初日から母子同室。スパルタ。
すきあらば写真と動画を撮り、家族に送る。

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無事に生まれてくれて本当に良かった。
よく来たね。
まずは退院を目指す。

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臨月日記、最終回です。この日からもう4ヶ月、まさしく怒涛、一瞬。

振り返ったときに基本記憶がないので、こうやって書いておくと、急にフラッシュバックするというか、記憶を取り戻せて良いです。

ありがたいことに、その後もすくすくと育つ子どもらを観察する毎日です。おもしろいなー。



投げ銭うれしいです。 子どもたちとたのしいことをするか、お寿司をたべます。