4月20日
お昼前に目を覚ます。軽く朝ごはんを食べて、なんとかシャワーを浴びて、出かける用意をする。サビちゃんにお出かけするねと伝えると、ばばーいと見送ってくれた。
今日は診察の日。今回の出産に向けて登録してる陣痛タクシーは、普段使ってない会社だから予行練習で試してみることにした。
玄関でて建物からでると、雨の中傘をさして運転手さんが出迎えてくれて驚いた。タクシーなのにドアが手動だから、乗り降りのサポートをしてくれるらしい。謎の手厚さ。
不慣れなエリアだからナビを使いますと言われて出発。わたしも道詳しくないけど、たぶんナビ特有の変なルートで病院につく。お金を払って手動ドアで見送られる。降りたあとは運転手さんが淡白だったのが印象的だった。安くない出費だけど、ドアトゥドアは本当にに楽だね。また一段と免許への憧れが募る。
午後イチの病院は空いてた。それなりにスムーズに診察室へ。今2500gくらい、引き続き順調。わたしの貧血がでたくらい。今まで何度貧血を自己申告しても出なかった鉄剤がついに出た。ここの産院ではもらえないもんだと諦めてたので、なんかおもしろかった。そんなに数値低いんか。
帰りに職場に寄る。
休業中の館内に従業員入り口から入る。だーれもいない薄暗い中を歩いていく。補習期間外の夏休みの学校に、部活で行ったときに似てる。人がいた気配はあるのに人はいない。職員室から鍵を借りて部室に戻るときの感じ。
今は静かな館内のあちらこちらに貼ってある新商品のポスターにやたら目がいく。美味しそうに見えるのは、すぐには食べられないことがわかっているからかな。
2週間前に挨拶をした面々と顔をあわせて、仕事を片付ける。帰りは車通勤のスタッフがわざわざ送ってくれた。わたしがいなくなってからの話を少しきく。積もる話はいろいろあるみたい。
やっぱり外へ出かけると、帰ってからどっとくる。すぐに晩ごはんにしてもらった。新玉ねぎがおいしい。
今日は疲れたし早く寝れるかなと思ったけど、サビがなかなか眠れなかったみたいで、わたしもタイミングを逃した。そのまま夜中の胎動祭りでまた夜更かし。みんなげんきだな。
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わたしが産休に入ったのは4月の3日。この日記の2週間ほど前、コロナの影響が濃く出始めたときでした。
それまで毎日、手洗いなどの基礎対策をこまめにしながらあと◯日で産休...とカウントダウンしながら頑張っていたものの、いざ産休に入ると一切出歩かないので急に日常の風景が様変わりし、(コロナはあるけど)別の世界線に飛ばされたようでした。
投げ銭うれしいです。 子どもたちとたのしいことをするか、お寿司をたべます。