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「お金は卑しいもの」と思っていたけれど、投資家の藤野英人さんの本と出会ってから選択や投票行為と知り、寄付は社会をつくるお金だと知った話。
ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井紀明です。一昨日はひふみ投信を運営するレオス・キャピタルワークス株式会社の藤野英人代表取締役と対談させていただきました。
藤野さんは投資家として著名です。藤野さんの率いるひふみ投信は運用資産残高1兆円を超えています。また、お金に関する著書も非常に多く、僕は高校から20代前半にかけて「お金は卑しいもの」と考えていたけれど、藤野英人さんの本に出会ってからお金を使う行為は選択や投票行為なのだと知り、寄付行為についても積極的に考えることができた過去があります。藤野さんと出会う前ですが、こちらの本を読みました。懐かしい。。。
NPOの代表になってからは寄付は社会を作る資本だと知り、知見が広がったのです。
藤野さんとの出会いは日経ソーシャルビジネスコンテストという起業家のコンペのようなところで初めてお会いしました。藤野さんは審査員という立場で、僕自身はそこで7分ほどプレゼンテーターとしてプレゼンをしてご挨拶をしたのですが、そのときに「勢いがあって話を聞けてよかった。今度ぜひランチを」と話していただきました。
結局、そのコンテストでは私は受賞も何もしなかったのですが、そこから2ヶ月後にぐらいに東京でランチをご一緒しました。D×Pの事業のことを話した時に即決で寄付することを決めていただきました。即、です。あの決断のスポードの速さには驚きました。
それ以来ずっと私が代表を務める認定NPO法人D×Pをサポートしてくださっていて、10代の孤立を解決する仲間として動いてくださっています。
そんな藤野さんとの対談で
「寄付をすることは損をすることではなくて精神論とかでもなくて、何かしらの幸福感というか、返ってくるものがあります」
写真 対談の様子
と話していました。あと、これは藤野さんと話す中でゴールドマンサックスさんの話になり、GSは社員も企業としてもボランティアも寄付もする、と。それで個人で寄付をするということは自分の内的なものに向き合っている人が多く、そういった個人が集まる組織って強いよね、という話も。
本当にそうで、寄付は外に向けたもののようだけど、内なるものなのだと思っています。
寄付は一見、自分の手元からお金を離れさせます。そして、お金は返ってくるものでもありません。ただ、それは自分の心とか思想とか頭の中で産まれます。自分の内なる関心があるのか、それとも関心がないのか。共感があるのか何もないのか、ないならばなぜ寄付をするのか、それを考える選択で自己との対話が産まれます。
人によってはそれが幸福感につながるかもしれません。
↑こんなnoteも先日書きました。
そんなことを藤野さんとの対談で考えていました。
寄付先がわからない人はぜひ、寄付を今日から始めてみてください。
藤野さんとの対談は私が代表を務める認定NPO法人D×Pのyoutubeチャンネルから無料公開しているので、興味があれば観てみてください。