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Forbesで掲載されたので、ちょっとした裏話をします
好きなジャンルで寄付するsolioの代表の今井です。Forbesにデビューしました。
Forbes出た!solioぜひ使ってみてくださいー! https://t.co/Vs1yPHhfiV pic.twitter.com/85qSfMrg3V
— 今井紀明 10代の声を聴いて伝えるNPO代表 (@NoriakiImai) January 26, 2021
また、先ほどネット上でも記事が見れるようになりました。
もう少しで始めてから合計寄付金額100万円ほどになりますが、メディアにも紹介され始めて #ソーシャルポートフォリオ で寄付を月額500円、1000円から寄付を始めてくれているユーザーさんが増えてきており、嬉しい限りです。
今だから言えますが、solioを会社をつくるときに僕はほとんどお金がありませんでした。というか、今でも僕は自分でポケットマネーを出して高校生で所持金がない子に1万円を渡してD×Pの支援での現金給付や食糧支援を届けるまでのつなぎの資金を渡したり、家賃など払えなくなった子へサポートをしたりなどしており、自分にはほとんどお金の余裕はないのですが、70万円をなんとか捻出し、資本金として入れました。
エンジニアのたかしと最初は話し合ってお互いにお金を出し合い、120万円で設立。その後、開発費用が足らずで家入さんや桂さんに出資をお願いしてリリースまでたどり着きましたが、自分がヘルニアで体調を崩したときが本当にしんどすぎました。椎間板ヘルニアと診断された2019年3月か4月ごろだったと思いますが、認定NPO法人D×Pの代表を勤めつつ体が思うように動かないでsolioのサービス開発をしていくことはプレッシャーが大きすぎました。
特にsolioの場合、僕のNPOの仕事と違って自分はエンジニアではなく全くサービス構築をするスキルがないので誰かにやってもらうしかありません。自分が手を動かすことができないことができないというのは思った以上にプレッシャーで、それで大幅にリリースも遅れてしまい自責の念にも駆られました。また、それと同時に左半身がヘルニアの影響で痺れ、眠れなくなりました。そして、仕事中も妙な疲労感や左半身の痺れでつらく、精神的にも追い込まれるようになってきました。
僕自身は「どんな辛い状況でも楽しむ」ということをモットーに仕事をしてきましたが、創業以来仕事を楽しめくなったのは初めてでsolioのリリースも「このままでできるのだろうか」と不安を覚えました。
その後、僕は劇的に回復してゴビ砂漠を250キロもチャリティーで1000万円近く応援していただき走ったので、自信を取り戻し仕事的にも復活しましたが、本当に2019年3月〜6月ぐらいは僕にとって暗い、暗い時期でした。それでも、出資してくれた桂さんはエンジニアとしての経験や経営に関しても幅広く知識がありサポートをしてくれていました。家入さんは出資するまで何度もメッセして「出資する」と言ってから契約書を書いてくれるまで時間がかかりましたが、ずっと「solioは面白いサービスになるから」と連絡をくれ、高い頻度で寄付に関するサービスの情報をいつも伝えてくれていたりしていました。
復活後は週1でミーティングを行い、僕はNPOの代表という立場、取締役のたかしはエンジニアとして活躍し、その取りまとめを桂さんがしてくれていました。スタートアップでも異例のチームだったと思います。そこにでsolioのUIをデザインしてくれた前平さんも加わり、リリースへ。28ヶ月かかりましたが、それに力を注いでくれた関係者には感謝しかありません。
forbesにも掲載されたので裏話というか、僕のつらかった経験をつらつらと書きましたが、これから新しい機能もリリースしていきます。僕らは月500円など少額から寄付できるようなユーザーをもっと増やしたいと思っています。朝のご飯をカフェで食べるように、コンビニで雑誌を買うように、日常に寄付があるように。その先に日本人が昔から持っていた互助がある社会を。これまで余裕があれば寄付ができるという風潮だったかもしれませんが、なくても寄付できる。そんなお互いが助け合える社会をsolioは目指していきます。