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2021年夏Road trip、グラン・サン・ベルナルド峠。備忘録ep2
さてさて、スイスである。二日目。グラン・サン・ベルナルドを目指してまずは車を走らせる。
この日のはじめに思ったこと。
なんとか最短で、疲れ少なくイタリアへ向かうこと。
とにかく頭の中はいかに腰痛をこれ以上こじらせないで行くかである。
腰痛! 20代の時からのぎっくり腰は、今や時々訪れる悪夢のようなものである。最近は慢性腰痛からも解放されていたんで、いい気になっていたら、それは洪水とともにやってきていた。ep1
スイスはバーゼルを抜けた後、ベルン、ローザンヌ、モントルー、この辺りの湖にうっとりしながら、山へだんだんと登って行く。
そろそろ休憩だ。休憩は、スイスらしい広大な駐車場で。ここは何も売ってるものはないところだったけど、綺麗なトイレと、屋根付きの休憩場がありる。トイレだけの休憩も長距離運転の場合必須だ。
ほぼみんな、持参のパンやフルーツを口に放り込み何かしらの飲み物を口にする。
わたし達はオレンジジュースとパンをおやつ的に食べる。そして、他の人たちと同じで少し歩く。わたしも腰痛対策のため、フラフラ歩く。
それにしてもケチすぎる私たちのおやつ。まぁ、朝食死ぬほど食べたので、かなりそれで持ちこたえてる。レストラン付きのホテルの朝食が美味しいのは本当に良かった。
おまけにレストランの近くではガソリンスタンドもあったんで、そこでオランダと比べたら非常に安いガソリンを補充。ちなみにわたし達の車はランチャのイプシロンである。
そう、、うちはまだ電気自動車ではないんざ〜ます。
わっはっは、と言ってる場合ではなく、電気自動車ばかりの世界をつい考える。ガソリン車が発売禁止ももう時期であるよね? 必要な電気はどこから来るのとか?
スイスの景色は、本気で美しく一人だったら本当にイタリアへ行き着く前に何日もかかるのではないだろうか? でも目的地はイタリア。スイスの景色は横に置いて、目だけで追って車を走らせる。
山道をどれだけクネクネしたのだろうか? とうとう、グラン・サン・ベルナルドの長いトンネルへ近づく。
景色がやたら美しい。前回は私が運転していたので、撮影できなかったんで、今回はラッキー。
横の夫は山の運転が苦手。かなり真剣に頑張っている。
話しかけるな、とまで言われてしまう。
ひどいっ、全く。
でも話しかけて運転を間違えられるのは怖いので、黙っておく。
山へ上がって行くと寒くなるのは当たり前だけど、サンベルナルドのトンネル内は、外気14度になっていて、まじ肩や首が寒い。スカーフを首に巻きつける。
国境では、税金のチェックのために止めさせられてる車もあるけど、行く直前にネットで年間パスを買ったのを窓に貼り付けてあるんで、私たちはフリーパス。
国境越えが簡単なのはいいけど、あれっ、せっかくワクチンパスポートがあるのに、誰も見せろと言ってこないぞ。どこかで見せるところはあるのか?
と、そんなことを考える余裕さえできた。見せなくていいのは、良い。
このワクチンパスポート、どうも日本にいる人には伝わってないけどワクチンを打てない人は陰性証明を入れられるようになってる。私のようにできない人、あるいはしたくない人は、検査をして陰性証明を取る必要がある。
イタリアではグリーンパス、フランスは衛生パス、オランダは、コロナチェックアプリと、それぞれの国で呼び名も違ってる。
それにしてもイタリア到着からモヤモヤになるとはこの時点では考えてない、おめでたいわたし。でも人間て、どこかおめでたいところがあるから頭が休むことができるのかな?
いわゆるこのドライブのこの日のここ辺りまではかなり脳波で言う所の、a波な感じである。
ep3へ続く。