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ドイツからスイスへ。車とバイクの事故に遭遇
旅日記二日目
ニュース、SNSもどこもかしこも安倍暗殺(⁉️)のニュースで嫌になりながら、ドイツの朝食をいただく。
いろいろな種類の牛乳や、ここで作ったヨーグルト、他素晴らしい朝食を食べながら、『また政治家はいつもこういうものを食べているんだな』というまた変な気持ちになる。実に私はいやらしい。
ガーデンの覆いかぶさるような緑が、朝のひんやりとした空気の中に効果を発揮してそれはそれは気持ちのいい空間。ここで食べる朝食は、現生での天国というわけで、それをわたしは、いやらしい気持ちを置いておいて堪能するべきなのである。それが難しい性格すぎるのだけど。
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上には上があるのだ
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ナビによるナビのための下見?
さてさて、ドイツを南下してスイスにいくはずだったのであるのに、新しく入れたwaze app、
途中なぜかドイツからストラスブルグに入った時から『おかしい』という気持ちが膨らんだ。ドイツからまっすぐにスイスへいけない。非常に悩ましい。
Googleと全く違う道を指示する。ガソリンを入れながら軽くランチをとれるところで、まったく美味しくないクスクスらしきものをモグモグ食べながらナビをみる。
絶対にこのアプリは、わたしたちをすごい遠い道へつれていこうとしていたのだ。まさに、これは明日のツール度フランスのためではないだろうか? AIに『ここは渋滞がないからいいよ』といわれて走るにはこのアプリは確かに優れてるらしいが、わたしの妄想が膨らんだ。『絶対に明日の下見が入ってるよな』
わたしたちはそのために使われてるにちがいない。
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ただものを胃に入れた感じ。
しかしながらである、ストラスブルグを超えたあたりで、そのフランス経由で行ってみるのもいいかもと、ここで流される性格がでてしまい、かなり私たちはつかれることになった。せっかくドイツで一泊したのに、本当に長い道をいくことになった。150キロはプラスで走ったことはあとでわかる。
スイスの『ルマン湖』入りをするため、見たことのない素晴らしいフランスの田舎風景をみながら、(残念ながらわたしの運転で写真なし)なんとか、あと少しのスイスの山道を向かっていく時になんと、なんと!
大事故、大事故が目の前にあった。
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Rivaz 駅も近い
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スイスの山道での事故
他の国と違い、事故が起きると誰もかれもがスマホで写真を撮るということはなく真剣に事故と向き合っていた。
一人の女性が、消火栓を求めて後方車へむかって走り出し、「消火器はもってない?」と聞くのだった。わたしときたら何語で言ってるのかさえわからず。役立たない。
イタリア人の男性も走ってきて、(これは分かった)
「今のうちに行かないと、止められるとから、早くいけ」と全ての車に触れまわったり、あたふたとした10分間があった。後ろのトラックの運転手が消化器を持って前へ走っていった。
前の車のポルシェは唖然としていて車から出るでもなく、悩んでいる様子。その車がいるせいで、私たちの車は前にも後ろにもいけず、悩んだ。
気づくとあっという間に、消火器でバイクの燃え盛ってるのを、おそらくトラック運転手が消しとめた。他のバイクと車からは火はでてなかった。
山道を運転していて辛かったこのバイク野郎たちのメチャクチャな運転をみ見ながら頭にきていたのでこうなること予想はできた。
山の二車線しかない間を抜けてこの山道を早くに走ろうとしていたのだから。二車線は、山へ向かう一車線と、降りる一車線だ。その間を、バイクはくぐり抜けていた。
どう考えていても無理だろう!
それにしても、スイス人の行動は早くて、警察も10分もたたないうちにこんな山道にやってきた。
車両を引き上げるトラックもやってくる。とにかく全員が素早い。
そして、私たち車は気をつけて先へ行けという指令が、また一人の活気盛んなイタリア人が触れ回る。警察ではなくてこの人が触れ回るというのが面白い。
どんどん後ろの車が私たちの車を抜いて前へいそぐ。
ポルシェの人に、先へ行かないかと聞くが、答えはノー。
夫に私たちは先へいくわよといって、私たちのランチャも先へ行く。
車が事故で解体されていた。いろいろなネジやら、ゴムやら、金属片が散らばっている中をポルシェを残してみんな走り出す。
実はわたしは何度かこういう目にあってるので割と冷静。起きる直前にやばいと車線を変えて巻き込まれなかったりしている。(ラッキー)
ホテルに遅れると電話入れて、夕食時間変えないととか、冷静に対処した。
いや、もしかしたら動転しすぎていて、他のことを考えなければと思っていたのかも。
また、この事故でこのスイス人の全体のチームワーク凄すぎ! と思って、ホテルについてからスイスについて夫に聞く。
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スイスについて全然知らなかったことに気づいた。
まず知っての通り物価は高い。この物価が元々高いのは世界中で有名だから置いておくが、ここは後での研究のためにも、覚書として。
ホテル、イケヤのインテリア家具。(ベッドはちがう)200ユーロ。夕食すごく軽く食べて240ユーロなり。(二人で三皿、ドリンクくらいで、3万円以上)
ホテルにしても、食べ物にしても価格が他のヨーロッパに二、三倍の、スイス。いつもならほぼ素通り。せいぜいガソリンスタンドによるくらいだ。今回は夫の方の特別な都合により泊まれたホテルであるが、本当にた か す ぎ。レストランも、たか す ぎ だ。ラッキーであるとしたい。
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景観は抜群のところではある
一番驚いたのは、スイス人は、一生(六十歳くらいまで?)徴兵の義務があるらしい。若い時の3年の徴兵ではなくて、二週間程度の徴兵が毎年行われているということ。
これも、後で調べると、それをやるひとたちは、年金が余分に払われるということ。義務ではなくそれをやらないという選択肢もあるということだ。
いつでも災害時に対応できるこの身のこなしは、ここで養ってる人が多いのかも。
国民投票がやたら多い国だとは知っていたけれど、選挙制度もだいぶ他の国とは違うらしく調べないと?
この国を守る姿勢(中立国なのでゆえに?)、銀行について。食料の備蓄、核シェルターの内容。
他の国がグローバリズムと言って、わたしたちのように海外に出かける人が多い中スイス人はスイスにいる。それは……の意味。
世界のお金持ちがどうここで過ごしているのか、それをどうブラックな世界が支えているのかも、チラリとこれから勉強する予定をきめる。
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