見出し画像

オランダからイタリアへのRoad trip。行けるのか? 備忘録ep1

出発直前に洪水が、、、。

2021年、7月21日イタリアへ車で向かった。
目的1、イタリアで義母や友達に会うこと。
目的2、違う景色が見たい。別世界の空気が私には必要。
目的は超シンプル。普通の旅行と変わらない。
しかしながらコロナ禍での久しぶりの移動である。
そして、最初に決めた出発予定日、7月の半ば、未曾有の洪水がヨーロッパ西部の黒い森と呼ばれる一帯を中心に起きた。

ドイツやベルギーでは死傷者がたくさん出た。わたしの住んでる北ブラバンド州はオランダでの被害があった南部リンブルグ州に隣接。通行が止まった高速道路もあった。ライン川沿いにあった突発的な凄さとは違うけど、やはり豪雨の勢いは怖いほどだった。「もうイタリアへはいかなくてもいいや」と夫は言い出した。「行きたくないかも」とさえ。
面倒臭いこと嫌い、飛行機好きだからか?

えええ〜! 義母も、私もワクチン打てない人カテゴリーの人々なのでいまを逃すと、イタリアにはずっといけないやばい予感。(このワクチンが打てないという話は、また後でするので今回はあえてスルーで。)
2019年クリスマスを最後に1年7ヶ月、ご無沙汰のイタリアである。ちなみに日本は既に2年と7ヶ月。長い!

義母は今年87歳、なんと立派な一人暮らしである。
そして子供は海外20年以上の夫一人。義母の近くに住んでないわたし達は親戚の間で、人でなし扱いであることは想像にお任せするとして、義母が大変なときは私もオランダから駆けつけたりをわたし一人でもしたりと、それなりに気を使って来たつもりである。仲も悪くない。夫は知らないが、夫の愚痴はもっぱら義母が聞いてくれる。

この2021年夏のホリデー時期を逃すと、次はわたし達は彼女にいつ会えるのか? 義母のことだけではなく、わたし自身いつ海外へ行ける日が来るのだろう? 

ワクチンを受けないと何もできないぞ〜、の流れのEUの中で規制はますます厳しくなっていて、気持ちが焦った。
日本へも行きたいけど、まずは目的はイタリアなのであった。超える壁はまずは身近なところからなのである。

フランス、ストラスブールの近くの村で一泊泊まろうと思っていたけど、ベルギーの高速は洪水で通行止め。尚且つフランス入国にあたり、ワクチンのしてない人の場合、48時間陰性証明があれば平気だったのだけど、それが24時間に変更というわけで、フランスで一泊するグルメの旅風はこれでダメになった。
これはもう仕方ないので、ホテルとドライブのコース変更を余儀なくされた。フランス料理から、ドイツ料理へ。ドイツを通ってのスイス入りの後、イタリアへということになった。


いきなり行くと言われても、、、あらっ、わたしぎっくり腰?

月曜日、気まぐれな夫はいきなり行く気になったらしく。「さて、行こうか」と言い出すが、今度はわたしは軽いぎっくり腰になる。イタイ〜!(泣)無理だ。

慌てて今までの知識を導入して、数時間おきのホットタオル療法。低周波のマッサージマシーン。そして、腰痛用のストレッチングでかなり回復。あとは、腰痛ベルト。
飛行機で夫だけがイタリアへと言うところまで、話は進むが、なんとか1日でだいぶ腰痛は軽くなる。
知識よ、大きな先人の知恵よありがとうである。

陰性テストはオランダ、今の時期だけタダなので早速予約をして、なんとか陰性パスを手に入れアプリに入れた後、さぁ出発。
ようやく準備が整った。

朝8時半ごろ出発。計画だと15時半ごろに、ドイツのFreiburg im Breisgauの予定だったのだけど、着いたのは、17時過ぎ。
工事ばかりしてるドイツの道路では、トラックも多すぎ。2時間も運転時間オーバー。腰も痛く、まじよろよろであった。ベッドに寝転がる。

画像6

画像5

画像6


1泊のホテル、そんな簡単なことさえ、ワクチン接種者でないわたしがいるので、昨日の陰性証明が取れた後ホテル予約へようやく進むことができた。出ないと、キャンセル料金を払う羽目に?

通常と違い、到着日の夕方6時までキャンセル無料の宿も出てきてる点が、嬉しい。でもそういう配慮があるということ自体コロナ禍真っ只中なのであった、一年半を過ぎても。

宿のご飯はもちろんドイツ料理。肉とポテト。
けれどオランダを出ただけで少しご機嫌のわたしたちであった。やはり一年半以上一つの国にしかいないと言うのは、慣れてない。
簡素な部屋で寝そべり腰痛を労わる。夕食を同ホテルでとった後、テラスへ、ワインを持って出てみる。


画像4

画像5


画像4

数日前の豪雨で嘘のような綺麗な緑が生み出されている田園風景。
洪水で、そしてお亡くなりになった人たち、被害にあった人々に対してはほんとうにお悔やみ申し上げます。帰り道、死にそうになった豪雨で、まじ私たちも怖い思いをしました。そのことはずーっとまだ先で。とりあえずの続きは、EP2で。





いいなと思ったら応援しよう!