第一想起を獲得するために
事業を成長させるために、お客様に自社の商品やサービスを真っ先に思い浮かべてもらうことは非常に重要です。
みなさんカップラーメンと聞いて一番に頭に浮かぶ商品は何でしょう？
コーヒーチェーン店と聞いて一番に浮かぶお店はどこでしょう？
世の中の多くの人が最初に思い出すブランドが、往々にして売上トップのシェアを握っています。
「一番売れている商品は一番最初に思い出され、一番最初に思い出される商品が一番売れている」のです。これはひっくり返すことのできない現実です。
では２位以下の企業はどうすればいいの？我々のような知名度の低い小規模事業者はどうすればいいの？
私たちのような知名度が低く、世の中の99.99%以上の人が知らない企業・サービスなのに今から第一想起を取るなんて到底無理じゃん。大企業のトップシェアをひっくり返しにいくのか？
と思われた方。大丈夫です。私も社員20人弱の小さな会社を経営しています。そんな私たちでも第一想起シェアを取ることが可能です。それが「ロングテールキーワード戦略」です。
ロングテールキーワードでシェアを獲得する
我々にできる第一想起シェア獲得方法は、ロングテールキーワードでシェアを獲得すること。
ロングテールキーワードとは、ニッチなキーワードや検索ボリュームの少ない具体的なキーワードのことを指します。
例えば「ダイエット」のジャンルであれば、大半の方の第一想起はやはりライザップさんですよね。「ダイエット」で挑むのは相当の努力とコストが必要になってきますが、「30代女性のための産後ダイエット」や「更年期を快適に過ごすための体質改善ダイエット」であれば、私たちのような小さな会社でも第一想起を取りにいけるのではないでしょうか。
さらに、ロングテールキーワードは具体的である分、そのキーワードで検索する人々は、すでに具体的なニーズや課題を抱えています。そのため、質の高いトラフィックを集めることができ、適切な商品やサービスを提供できれば、成約につながる確率が格段に上がります。
マーケティングリサーチを怠らない
ただし、あまりにもニッチすぎるキーワードを狙うと、市場規模が小さすぎてビジネスとして成り立たないリスクもあります。
まずは想起してもらいたいキーワード候補を思いつく限り洗い出し、そのキーワードから自社の商品・サービスによって顧客のニーズを満たすことができ、課題を解決できるものを絞り込みます。
そのキーワードの検索数を「Googleキーワードプランナー」や「Ubersuggest」を使って検索ボリュームや関連キーワードを探り、どのキーワードでの第一想起を狙っていくかをデータに基づいて決めていきます。
Ubersuggestは無料のchrome拡張機能が提供されています。こちらインストールしておくだけで様々なデータが見れますのでおすすめです。
Ubersuggest chorome拡張機能
キーワードが決まれば◯◯の◯◯といえば●●●さんだよねと一番に想起してもらえるように集中的に施策していく
マーケティングリサーチを元に決定したキーワードで商品やサービスのブラッシュアップを進めます。WEBサイトやECサイト、ランディングページ、SNS、広報物などあらゆるチャネルで統一感のあるメッセージを発信していきます。
また、社内スタッフのみなさんにも共通認識を持ってもらいキーワードに基づくマーケティング施策に集中して取り組むことが大切です。
そのキーワードでSEO上位を狙い、まずは特定の課題を持っておられる方々の想起集合の１つに入っていきましょう。
特定キーワードの検索結果で5位を獲得できれば、平均クリック率（CTR）は約10%、1位を獲得できれば平均30%に達します。
先ほどのマーケティングリサーチで調査した検索ボリュームを平均CTRで掛ければ訪問人数の予測を導くことができます。そして、その訪問人数に自社のコンバージョン率（CVR）を掛ければ、売上の予測を立てることが可能です。
「拡げず絞る」がマーケティング施策の第一歩
「自社の商品やサービスを一人でも多くの人に知ってほしい！」という気持ちは事業を愛しているみなさん誰もが抱くものです。しかし、ターゲットを広げすぎると、誰にも届かないという悲しい結果に陥ることが少なくありません。
まずは、自社が得意としている範囲に絞りニーズやインサイトを満たせる領域のキーワードに絞り込む。
そこで第一想起を獲得し、自社にマッチしたお客様に笑顔になっていただくことができれば自ずとその笑顔は連鎖していきます。
ソレプロはマーケティング視点で利益を創出するECサイト制作・伴走支援を得意としています
株式会社ソレプロではマーケティング視点を重視した、ECサイト制作・伴走支援をおこなっております。
マーケティングリサーチをせずに、たまたまバズったり、偶然SEOで上位を取ったりすることもありますが、継続的な売上を目指すなら、安定したマーケティング施策が欠かせません。
事業は永く継続させ、ご支援いただいているクライアント様に還元し続けることが使命です。そのための強固な土台作りからお手伝いさせていただきます。
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