【レース回顧Vol.481】第28回シリウスS
レース結果・収支
1着【-】ハギノアレグリアス(5番人気)
2着【△】オメガギネス(1番人気)
3着【-】フタイテンロック(13番人気)
・・・
5着【◎】ロコポルティ(3番人気)
・・・
7着【△】ビヨンドザファザー(7番人気)
8着【○】ヴァンヤール(4番人気)
9着【▲】サンライズアリオン(10番人気)
10着【△】ハピ(2番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 複勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複4点ハズレ
レース収支:-1,100 累計回収/投資:71,700/137,000(52.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010
率直な感想
これは岩田息子が上手い。内枠からどう乗るかということを熟知していた。一方でスタート出たのにわざわざ面倒臭いところに控えた意味が分からないよ、丸山さん。直線でハギノアレグリアスの後ろを通って外に行くかと思ったらまた内に行くし、ホント何やってんの?ところで3着何コレ?
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
今週は月曜から木曜まで晴れ、金曜にごく弱い降雨を観測。土曜朝時点の含水率は4コーナー2.5%、ゴール前3.6%でパサパサに近い状態。
明確な逃げ馬不在。サンライズアリオン、サンマルレジェンドが速くいずれかがハナ。オメガギネス、サンデーファンデー、カフジオクタゴン辺りが先行集団を形成。ペースは上がらず、淡々と進んで直線入口で内前を確保した馬が残りそう。差すにしても内から。
レース指標
LAP:7.2-11.0-11.2-13.1-12.7-12.5-12.4-12.3-12.1-12.6
勝ち時計:1.57.1(良) テン3F:36.0 上がり3F:37.0
レースの振り返り
「ペースは上がらず、淡々と進んで直線入口で内前を確保した馬が残りそう。差すにしても内から。」まあ、そうなるよね。知ってた。しかし残ったのはサンライズアリオンではなくオメガギネスで、内から差してきたのはロコポルティではなくハギノアレグリアスだった。予想からの馬券デザインは合っていた。敢えて妙味を取りに行っての負けなので気にしない。
ほぼ揃ったスタート。オメガギネスがやや先行、ロコポルティも前へ。外からサンライズアリオンが出てきてハナ、続いてサンマルレジェンド。ハピもカフジオクタゴンに先んじて前へ。これは意外。最高速度は66.5km/hとやや速い。ハギノアレグリアスは内をキープして相対的に前へ。ロコポルティはハギノアレグリアスの後ろに入っていった。差し届かないと考えたハギノアレグリアスの後ろ。これは嫌な予感がするぞ・・・。
サンライズアリオンの単騎逃げ。1~2馬身開いてサンマルレジェンド、続いてオメガギネスとハピ。ハギノアレグリアスは先頭まで5~6馬身の圏内。ロコポルティはハギノアレグリアスの2馬身後方。内に入り込んで身動きが取れない。ここからどうやって勝つ気なのだろうか。ヴァンヤールは後方4番手の外。差し構え?これも聞いてない。
サンライズアリオンは手応えを残しつつ直線に向いたものの、直後に持ったままのオメガギネスがいて気まずい状態。そしてあっさりオメガギネスが先頭に替わる。サンライズアリオンはお役御免。で、この直後から颯爽と登場したのがロコ・・・ではなくハギノアレグリアス。うーん、岩田息子上手いわ。ロコポルティはハギノアレグリアスの直後をウロチョロして結局内からスパート。丸山さん、何やってんの?
ハギノアレグリアスはインをキープしただけで6番手、直線でバテた先行馬を交わすだけの簡単なお仕事。岩田望未騎手はここでどう乗れば良いのかを熟知していた。オメガギネスもインで楽々2番手、逃げ疲れたサンライズアリオンを交わすだけの簡単なお仕事。中京で流れが落ち着くとイン有利が加速する。それぞれハンデ59.5kg、59kgと厳しかったが何の問題も無かった。
フタイテンロックも道中ハギノアレグリアスのすぐ外にいて、直線外フリーからジワジワ伸びてきた。この馬も枠が良かった。前走は差し決着の中で先行しての5着で決して悪くなかったが、重賞のここで3着に喰い込むのか・・・。ハンデ50kgは偉大。一つだけ確実に言えるのは、次走自己条件で1番人気に推されてコケるということぐらい。
ロコポルティはスタートを出たのに全く行こうとせず、よりによってハギノアレグリアスの後ろを選択。流れが落ち着いてバラけず、直線で進路が狭くなるロス。勝ちに行って負けるのならともかく、不完全燃焼の負け。馬の良さを全く活かせていなかった。騎手の腕(度胸)を考慮に入れなかった私のミス。丸山さん、次からは頼むぜ。
ビヨンドザファザーは後ろ過ぎて論外。ヴァンヤールも後ろから行くと分かっていたら買わなかった。サンライズアリオンは休み明けだったし、ここを使って次に期待。ハピは前に出すと大体こんな感じ。この枠からだと控えても届かずが関の山だったし、今回は15番枠を引いた時点でゲームオーバーだった。
レース結果からの教訓
中京で流れが落ち着くとイン有利が加速する。スパイラルカーブを採用しているので外の馬は外に流される。逆に言えば、内の馬はスピードを落とした上で最短距離を回ることができる。これは芝もダートも同じ。
【要検証】大型馬には重ハンデが効かない。ハギノアレグリアスもオメガギネスも500kg近い大型馬で、ハンデが重くても相対的に響かなかったと考えられないか?同じ斤量でもメロディーレーン(360kg前後)とドンフランキー(600kg超)が感じる重さは違うはず。