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【レース回顧Vol.483】第10回サウジアラビアロイヤルC


レース結果・収支

1着【○】アルテヴェローチェ(2番人気)
2着【△】タイセイカレント(4番人気)
3着【-】マイネルチケット(5番人気)
・・・
5着【◎】アルレッキーノ(1番人気)
・・・
7着【▲】フードマン(3番人気)
馬複1点ハズレ 3連複2点ハズレ 3連単4点ハズレ
レース収支:-700 累計回収/投資:71,700/139,700(51.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

アルレッキーノ行かんのかい!逃げしか経験の無い馬が後ろからになった途端に飛ぶというのはお約束なので怒らないけど、3着すら無いのには参った。このレースは母父ディープインパクト産駒が負け無しの出走機会4連勝。知ってたけど、アルレッキーノと2頭軸にして無事史坊。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は木曜と金曜に雨が降り、水分を帯びた状態で開幕。AコースはNHKマイルC(5月5日)以来5か月振りの使用。土曜朝時点の含水率は4コーナー14.7%、ゴール前14.1%、クッション値は9.6。馬場状態は良の発表。

  • 逃げ切り勝ち経験馬が4頭いる布陣。他の3頭も前々で進めたい馬で、ほぼ一団で流れそう。展開の有利不利は無し。

レース指標

LAP:12.2-10.7-11.1-11.7-12.0-11.7-11.6-12.0
勝ち時計:1.33.0(稍重) テン3F:34.0 上がり3F:35.3

レースの振り返り

タイセイカレントがスタート直後に躓いて後ろからの競馬。その他6頭は固まって推移。アルレッキーノはこの真ん中にいて進路が無く後ろから。シンフォーエバーがマイネルチケットを交わしてハナ。最高速度は68.4km/hとそこそこ速い。アルテヴェローチェは手綱を抑えて次第に後ろへ下げていった。一方、アルレッキーノは外のフードマンに釣られて前へ。

テン3ハロン通過34秒0は少頭数にしては速い。3コーナーを過ぎた頃には馬群がバラけて縦長。アルレッキーノ4番手、アルテヴェローチェはそこから2馬身程後ろの5番手。シンフォーエバー先頭のまま直線に向いて、2番手の内からマイネルチケットが接近。外3番手のフードマンは後退。アルレッキーノは伸びそうで伸びない。一杯になったフードマンすら交わせない。マジ?

アルレッキーノは残り200Mを切ったところでようやくジリジリと伸びてきた。しかし内の馬より勢いが無い。あれ?そして外からアルテヴェローチェが飛んできてまとめてぶった斬り。4年前のステラヴェローチェと全く同じ勝ち方で笑った。アルレッキーノは内の2頭に追い付けないどころか、タイセイカレントに内を掬われて5着。マジ?

アルテヴェローチェはスタートから行こうと思えば行けたが自重、下げて直線でじっくり外へ誘導。馬の強さを信じていても思い切りがないと出来ない騎乗。佐々木騎手はデビュー3年目で現在リーディング11位、サトノカルナバル(函館2歳S)、マジックサンズ(札幌2歳S)に続く2歳重賞制覇。この後はどれに乗るのだろうか。

タイセイカレントはスタートで行けなかった分、腹を括って後ろから行くことが出来た。直線は内へ内へと誘導、モタつくアルレッキーノを交わし、前で粘る2頭もきっちり捉えて2着。この馬もデビュー戦は逃げ切りだったが、先頭で脚を溜めて直線で解放する競馬をしていたし、差すセンスはアルレッキーノより上だった。

マイネルチケットは折り合いが付いての3番手追走、内をロス無く回ってきて3着確保。そこそこ流れて消耗戦に移行したことも切れ味で見劣るこの馬に味方した。シンフォーエバーは逃げを貫いて持ち時計更新の4着なので悪くはない。距離はもう少し短いほうが良さそう。フードマンは外に壁無しで掛かった模様。こんなにあっさりタレるのは想定外。

時計面でどれだけ優れていようが、自らのペースを崩されるとコロッと負ける。若駒あるあるなので、今回アルレッキーノを買った人は怒らないように。何の疑いも無く買うほうが悪い。競馬は疑わないと勝てないようになっている。いい加減学習しろ。特にこの文章を打っているお前!


レース結果からの教訓

  • サウジアラビアロイヤルCは母父ディープインパクト産駒が延べ4頭出走して全勝。該当馬はノータイムで買い。

  • 2歳戦で逃げや追い込みといった極端な脚質の馬が人気の中心の時は疑うこと。時計面でどれだけ優れていようが、自らのペースを崩されるとコロッと負ける。

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