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【競馬予想Vol.506】第75回チャレンジC



トラックバイアス分析・展開予想

  • 火曜に33.5ミリの雨を観測したもののその後は晴れ。馬場への散水は無し。金曜朝時点の含水率は4コーナー8.1%、ゴール前10.1%、クッション値は11.3。

  • 阪神競馬場改装工事中につき、京都は10月5日から継続して3連続開催。今開催は前半2週がCコース、後半2週はDコースを使用。馬場の内側は掘れていて、オーソドックスな外差し馬場。展開にも拠るが、内か外かと言われれば間違いなく後者。

  • 内枠を引いたバビットがアウスヴァールを抑えてハナ。バビットが出走したレースは3戦連続で1,000M通過58秒7かそれより速く、今回も平均よりやや速い流れを想定。後ろから行く馬が多く、隊列は縦長になりそう。前残りに注意しつつ、中団より前につけて直線外から差せそうな馬に注目したい。


全頭分析

【-】ディープモンスター

(+)アンドロメダSは前に離されて戦意喪失。早めの競馬で巻き返し。
(-)鳴尾記念、小倉記念と後方一気の馬に交わされる。ジリ脚否めず。

【○】エピファニー

(+)前傾ラップのハイペースに滅法強い。厳しい流れは望むところ。
(-)前が止まったところを交わすタイプ。流れが落ち着くと届かない。

【-】バビット

(+)京都大賞典は抑え利いて残り150Mまで先頭。番手追走なら妙味。
(-)スタートと行き脚が速く抑えないとどんどん行く。折り合い次第。

【-】マキシ

(+)ケフェウスSは直線加速にモタつき2着まで。絞れての一変に期待。
(-)2,000M以下では5戦して未勝利。急かされる競馬は得意ではない。

【△】アルビージャ

(+)オールカマーは内前決着で4角外を回す。ペースアップで差し期待。
(-)ゲート内駐立が怪しく頻繁に行き遅れる。後ろ過ぎて届かず懸念。

【-】コガネノソラ

(+)秋華賞は縦長で前に離される。本来捲ってでも好位付けのタイプ。
(-)4勝は全て1,800M。距離延長ローテの秋華賞は伸び切れずの内容。

【-】マイネルモーント

(+)江の島Sは自らハナ奪いラスト流して楽勝。外を捲る競馬も可能。
(-)厳しい流れの経験が浅い。1,000M通過60秒を切った前々走は完敗。

【-】エアファンディタ

(+)毎日王冠は内前ゲーで参考外。ペース上がっての差しで本領発揮。
(-)いい脚使って届かずの常連。行き脚の弱さは看過できないレベル。

【△】ラヴェル

(+)京都では稍重の秋華賞を除けば大負け無し。差し込む脚はある。
(-)前走は外伸び馬場で大外決め打ちが嵌っただけ。自力差しは微妙。

【-】ルペルカーリア

(+)ハイペースで前付けの競馬可能。坂路・コース併用で仕上がる。
(-)ハイレベル毎日杯4着、京都新聞杯2着はあるが実績不足否めない。

【▲】セイウンハーデス

(+)長い距離だと苦しくなるが2,000Mは4戦3勝2着1回と安定して走る。
(-)坂路で好時計連発もコース追い無し。久々の影響は看過できない。

【-】ボルドグフーシュ

(+)菊花賞&有馬記念2着と実績断然。捲る脚発揮で全てを飲み込む。
(-)久々な上に距離短縮。ペースが上がるようだと脚が溜まるか不安。

【-】アウスヴァール

(+)単騎逃げで函館記念3着、オールカマー2着。無視される限り注意。
(-)飛ばし屋バビットを筆頭に同型多数。追走に回らされると脆い。

【◎】ダノンエアズロック

(+)毎日王冠は上がりで差が付かず埋没。決め手比べになれば即浮上。
(-)綺麗で速い馬場向き。右回りの弥生賞は左手前のまま伸びず凡退。

【-】ラーグルフ

(+)アル共杯は差し決着で前付けが裏目。引き続き好位の競馬で妙味。
(-)休養続きで良化スロー。道中脚を溜めても弾けっぷりはイマイチ。


結論

ダノンエアズロックはスタートが速く、好位の外を取るのは容易い。連続開催で荒れた馬場の外を通って、4角外前から差し込むだけの簡単なお仕事。右回りの弥生賞で手前を替えなかったのがどうかだけ。ちなみにチャレンジCは直近10年で3歳馬が7勝している「若駒チャレンジレース」で、昨年もベラジオオペラが古豪ボッケリーニの追撃を振り切って勝利したばかり。

エピファニーは前半突っ込んだ流れに滅法強く、ここはバビットが飛ばしてくれるなら願ったり叶ったり。ただバビットがアウスヴァールに絡まれずにすんなりハナだと折り合って少し速いぐらいで留まるかもしれない。阪神で行われた昨年は1,000M通過59秒9で4着。これよりは速くなりそうなだけに昨年より上を狙える。

セイウンハーデスは昨年の七夕賞以来1年4か月振りの実戦だが、こちらも坂路での追い切りで好時計を連発。七夕賞の直前と比較するとコースで追われていないのは気になるが、単なる叩き台とは思えないほどビッシリ追われている。2,000Mは4戦4連対で復帰戦としては最適。バビット、アウスヴァールの後ろ辺りで楽しながら進めそうなのも良い。穴は前にいる。

アルビージャは2年2か月振りの実戦だった関越Sでレコード決着の4着。オールカマーは内と前だけで決まってしまい、4コーナーで外を回した時点でアウト。今回は前走よりペースアップ濃厚、かつ外が使える馬場で条件は上向く。スタートと行き脚が遅い捲り上げスタイルで、差しが間に合わない可能性も残るがそこはルメさんに何とかしてもらう。

ラヴェルはエリザベス女王杯が大外強襲のド嵌りレースだったが、今回も内外は違えど同じ京都、川田騎手がマキシを取らず継続騎乗、逃げ馬が明確で差し頃というシチュエーションで、ここでも前走と同じ競馬をすれば上位に来れそうではある。中2週ということでコースで短めしか追われていないが追い切りで時計は出ている。

◎ダノンエアズロック
○エピファニー
▲セイウンハーデス
△アルビージャ、ラヴェル
単勝◎(1点)、馬複5頭ボックス(10点)

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