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【競馬予想Vol.503】第11回ラジオNIKKEI杯2歳S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は好天続き。散水は水曜と木曜の2日間のみで馬場は乾燥。金曜朝時点の含水率は4コーナー8.9%、ゴール前10.2%、クッション値は11.2。一応速い時計が出る状況ではある。

  • 今週からCコースを使用。ただJRAが公表している馬場の画像を見る限りでは直線走路の内の傷みはカバーできていないように思える。外一辺倒とまではいかないにしても内外フラットで考えたい。

  • キャリア浅の2歳馬、それもコーナー4つの中距離戦で快速馬不在の状況なら流れが緩むのは確実。後ろからだと間に合わないので、前で速い脚を使えそうな馬を買って見守るレース。


全頭分析

【-】テイクイットオール

(+)道中好位の外に付け、ラスト200M辺りでスパートして差し切る。
(-)マイル戦にしてはかなりのスローで辛勝。負かした馬は次走大敗。

【▲】サラコスティ

(+)前走は行き脚付いてハナに立ち、ラスト4ハロン45秒6で9馬身差。
(-)デビュー戦は出遅れて後手。前走は最内と弱い相手に恵まれた感。

【-】ウォータークラーク

(+)行き脚水準以上で前付け、直線追われる立場ながら楽に押し切る。
(-)使った脚は2・3着馬と大差無し。今回は他にも脚の速い馬がいる。

【○】ジョバンニ

(+)デビュー戦は加速ラップで楽勝。野路菊Sは4角進出遅れた分の差。
(-)前走5頭立ての内にいて4角で外を回す。能力差は無く乗り方一つ。

【-】クラウディアイ

(+)道中内ピタで脚を溜め、直線素早く抜け出す。フットワーク機敏。
(-)かなりの小柄。良でも力が要る今の京都の馬場が合うかどうか。

【-】ローレルオーブ

(+)デイリー杯2歳Sはマイルの速さに対応出来ず。距離延長で見直し。
(-)スタート・行き脚共に遅く重賞レベルに無い。付いて回るだけ。

【-】スリーキングス

(+)序盤は控える競馬に徹し、直線で一旦交わされながらも差し返す。
(-)手前を替えずモタつく。上を目指すにはまだ下積みが足りない。

【◎】エリキング

(+)直線でスパートしてからの脚が速過ぎる。外前に付ければ勝ち。
(-)スタート・行き脚共に遅め。野路菊Sはジョバンニに詰められる。


結論

エリキングは行き脚が遅い一方、スパートしてからの脚がとにかく速い。前で飛ばす馬がいる展開だと捉え切れず負けそうだが、ここも緩々直線スパート決着が目に見えているので変に逆らう必要もない。先週の馬場を見る限りでは4コーナーで外から被せ差しに向かえる馬が有利っぽいので8頭立ての大外枠は良い。

ジョバンニは小倉のデビュー戦が7ハロン継続の加速ラップ、野路菊Sは4コーナーで内にいながら外に持ち出してエリキングの後追い。ラストにかけて僅かに詰めれていたし、位置取り修正でエリキングを喰えるかもしれない。今年の牝馬クラシックトライアル戦線で穴を提供したセキトバイーストの半弟ということで、いっそのこと逃げても面白いのでは。

サラコスティは初戦が出遅れてエリキングの後追い、前走は早々と前に行ってラスト4ハロン45秒6をマークして9馬身差勝ち。スタートを決めて前走の再現と言いたいところだが、傷んだところを仮柵で部分的に覆っただけの内枠は何とも言い難い。先週は馬場の内側が全く伸びていなかったし、実力伯仲なら外を買いたいというのが本音。

◎エリキング
○ジョバンニ
▲サラコスティ
単勝◎(1点)、馬複◎流し(2点)、3連複◎-○-▲(1点)、3連単F◎→○▲→○▲(2点)

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