【レース回顧Vol.419】第73回フジテレビ賞スプリングS
レース結果・収支
1着【◎】シックスペンス(1番人気)
2着【-】アレグロブリランテ(9番人気)
3着【-】ルカランフィースト(4番人気)
4着同着【▲】チャンネルトンネル(6番人気)
4着同着【○】コスモブッドレア(7番人気)
・・・
7着【△】ペッレグリーニ(5番人気)
・・・
9着【△】ウォーターリヒト(2番人気)
・・・
単勝1点的中!(2.9倍) 馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:0(馬券買い忘れ) 累計回収/投資:16,510/40,000(41.3%)
※ノーベット収支:+910 ノーベット累計収支:+2,010
率直な感想
阪神大賞典の菅原の騎乗にイラついていて馬券を買うのを失念。やってしまった・・・。シックスペンス、自信あったんだけどな。スタートが速いアレグロブリランテが行って、同じくスタートが速いシックスペンスも前に行って・・・。えっ?そのまま?シックスペンス圧勝、2着もアレグロブリランテ。買い忘れて良かった。ありがとう菅原!
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
中山は馬場が緩く、4コーナーでは砂埃と共に芝が跳ねまくっている。しかし直線は内が走り辛いという様子はなく、内を通って残すシーンが度々みられた。トラックバイアスは外差しと見せかけて内優勢。平均~スローなら俄然内前。日曜朝時点のクッション値は9.7。前日は9.4で、時計の出方は速くも遅くもなく標準だった。
明確な逃げ馬不在。最内に入ったジュンゴールドも行こうと思えば行ける。いずれにしても速くなりそうになく、平均ペース以下の弛んだ流れを想定。抜きどころ無し、4コーナーで前のほうにいた馬が無難に押し切りそう。
レース指標
LAP:12.7-12.2-12.6-12.7-12.9-12.6-12.0-10.9-10.8
勝ち時計:1.49.4(良) テン3F:37.5 上がり3F:33.7
レースの振り返り
今回はここだけにフォーカスしていれば馬券が獲れた。え?何でこの2頭のスタートが速いって分かったかって?そりゃアンタ、JRA様が過去のレースを無料で何度でも心行くまで見られるようにしてくれてるやん。活用しなきゃ損。じゃあ何でアレグロブリランテを買ってないのかって?そりゃアンタ、オッズ見てビビッて印を打たなかったからに決まってるやん。ホント詩ねよ自分・・・。
スティンガーグラスが出遅れ。ウォーターリヒトもあまり良いスタートではなく後ろから。シックスペンス、アレグロブリランテ、コスモブッドレアが速くこの3頭による先行争い。最高速度は65.6km/h、シックスペンスはすぐに引いて、コスモブッドレアも深追いはせずアレグロブリランテのハナが確定。まあ、こうなるよね・・・。
10頭立てでアレグロブリランテの逃げも緩いのに何故か縦長。おいおい、これは前が残るぞ・・・。ルカランフィーストもこの馬にしては早めの競馬をしているけどこれでも間に合うかどうか。その後ろは論外。ペッレグリーニは岩田親父だから内突きだろうけどそこからでは無理。ウォーターリヒトもあそこからどうするつもりなのだろうか。ジュンゴールド最後方は作戦としてはアリだったのかもしれないがこのペースでは自滅行為。
1,000M通過63秒0(実際は63秒1)。遅っ。これでは後ろからでは100%無理。シックスペンスが3番手から持ったままで上がってくるのを見て勝利を確信。ほら、やっぱりシックスペンスやん。何で馬券買えてない時に限って軸ピタリなの?これも全部菅原のせいだ。あー、またイラついてきた。
アレグロブリランテ先頭も、2番手コスモブッドレア、3番手シックスペンスの手応えは楽。しかも外からチャンネルトンネルも来ていた。うわ、◎○▲ドンピシャやん。マジか?これは外れてくれ!当たってしまったら菅原を☆しかねない。まずはシックスペンスが一瞬で加速して突き抜けて勝利確定。うわ・・・。コスモブッドレアはモタモタして伸びない。イイネ。むしろアレグロブリランテが残りそう。よっしゃ!チャンネルトンネルは外に膨らんで失速。イイヨー。よし、外れた!菅原ありがとう!
シックスペンスはデビュー戦で上がり3ハロン推移12.2-11.9-10.7の加速戦を勝っていた馬で、今回の12.0-10.9-10.8はおあつらえ向きだった。ちなみに共同通信杯のラスト3ハロン推移は11.4-10.9-10.8。人気薄の逃げ馬が残って波乱アシストというのも共同通信杯と同じ。このペースの再現性が怪しく、今後にどう繋がっていくのかは不明。
但し今回(1分49秒4)と似たような時計だった2015年キタサンブラック(1分49秒1)、2020年ガロアクリーク(1分49秒8)がいずれも皐月賞で3着に入っており、時計だけで判断するのは早計かもしれない。ちなみにルメさんは本番でレガレイラに騎乗するので、皐月賞に出てくるなら乗り替わりになる。菅原以外なら誰でも良い。
アレグロブリランテはスタートを決めてそのまま。弱くてもこのペースなら残ってしまう。競馬というものは展開一つでどうにでもなる。ルカランフィーストはまともなスタートを切って、中団内から差し向けて皐月賞の切符をゲット。若竹賞の勝ち方がソールオリエンスっぽかったので、本番は外捲りで一撃があるかもしれない。
チャンネルトンネルは折り合いに気を取られ過ぎたのか中団外で大人しくしていて、4コーナーで外を回した分詰め損なった。外に膨らんでウォーターリヒトらの進路を塞いだのは頂けない。ペッレグリーニは岩田親父が内に入れてきたが、今回も頭が高かった。これは馬具で修正できないのだろうか。ウォーターリヒトは出遅れた時点で70%終了、直線でチャンネルトンネルに進路を寸断されて残り30%も終了。人気薄→人気薄→人気の馬を買うと大抵こうなる。
レース結果からの教訓
明確な逃げ馬不在時のハナ予測方法は直近のレースのテンの速さ比較ともう一つ、ゲート出の速さチェックが極めて有効。これはレースVTRの最初だけ見れば簡単にチェックできる。試しにシックスペンスとアレグロブリランテの過去2走のスタートをチェックしてみてください。速いでしょ?
「人気薄→人気薄→人気」パターンは飛びサイン。軸で買うなど以っての外。今回の該当馬ウォーターリヒト(2番人気9着)も綺麗に飛んだ。アレグロブリランテは次走以降人気したらこのパターンになるので要注意(皐月賞に出てくるのならその次の平場が危ない)。