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【競馬予想Vol.405】第74回ダイヤモンドS



トラックバイアス分析・展開予想

  • 東京は好天続きで、月曜から連日散水を実施して湿度を保っている状態。先週と同様の軽くて速い馬場を想定。後ろから差すより前で押し切るほうが楽。

  • 東京で2回逃げ切りがあるワープスピードが行くかもしれないが、グランスラムアスクが譲らずの逃げ。前に行きそうなのはこの2頭だけ。人気どころが後ろから行きそうなだけに前残りが怖い。


全頭分析

【△】ワンダフルタウン

(+)鳴尾記念でボッケリーニに接戦。ここは行き脚緩くても大丈夫。
(-)行き脚付かず直線追い込みの競馬ばかり。前が止まる展開待ち。

【-】ヒュミドール

(+)昨年は直線最内強襲で勝ちかける。消耗戦になれば浮上余地あり。
(-)昨年は2周目3コーナー手前から動く展開嵌る。ここも展開次第。

【-】トロピカルライト

(+)前走最終コーナーから楽な手応えで差し切る。斤量一気に6kg減。
(-)ローカルで1勝Cを勝ち上がったばかり。流石に実力差否めない。

【-】メイショウユズルハ

(+)初の芝レースが重賞のここ。同厩舎二頭出しの人気薄で激穴提供。
(-)芝適性や長距離適性が云々以前に力が足りない。付いて回るだけ。

【-】ワープスピード

(+)ステイヤーズSは実績馬相手に善戦。前目で運べれば通用する。
(-)前走4コーナー付近から鞭入り一杯の競馬。更なる上積みは微妙。

【○】ニシノレヴナント

(+)前走は4角スパートで楽勝。青葉賞は直線内詰まりで度外視妥当。
(-)赤倉特別や比叡Sは前が止まらない展開で負け。自力でどこまで。

【-】ハーツイストワール

(+)テーオーロイヤルに3戦連続先着中。好相性の府中で相手も手頃。
(-)脚部不安休養明けのここ2戦は追走専念。強く追えるかどうか。

【◎】サリエラ

(+)新潟記念は中間挫石、前走は4角外回し過ぎ。府中で大崩れ無し。
(-)線が細いサロミナの娘。馬体重を増やしていることが最低条件。

【△】テーオーロイヤル

(+)一昨年の覇者。3,000Mを超える距離は天皇賞春3着などほぼ無双。
(-)当然重ハンデ。ここ2戦後ろからの競馬をしているのが気になる。

【▲】グランスラムアスク

(+)今回は行く気があれば単騎逃げ可能。マイペースなら居残り怖い。
(-)これまでの最長経験距離は2,000M。最後まで脚が持つか未知数。


結論

サリエラは新潟記念が中間挫石に加え、デカい馬が上位を独占したタフレース。エリザベス女王杯はマーカンドさんの怠慢騎乗で外を回して終了。目黒記念でゼッフィーロとプラダリアに先着したこの東京でどこにもいないというのは考えにくい。但しサロミナの娘は華奢で、パドックで細く見えるとまず来ない。サリエラは美浦所属で輸送減りは無いだろうが・・・。

ニシノレヴナントは父ネロなのに2,400M以上【4・1・0・1】という意味不明な戦績の持ち主。青葉賞は4コーナーでポジションを落とした上に直線で前が詰まりまくる負けコンボでノーカウントとすると東京芝は実質3戦3連対。キングズパレスと五分の競馬で重賞挑戦は時期尚早のように思えるが、そこはハンデで相殺。

グランスラムアスクは単騎で楽が出来そう。これで沈んだら距離と割り切れる。2019年はハンデ50kgの格下、今回と同じ10頭立ての8番人気サンデームーティエが逃げて2着に粘った。ちなみにこのレース、前走で白富士Sを使っていた馬が大爆発を起こしており、2020年は16番人気ミライヘノツバサが1着、2022年も11番人気ランフォザローゼスが2着に激走している。

ワンダフルタウンは3歳時に青葉賞を勝ってからもう3年近く未勝利。スタートが遅くて差す競馬ばかりしているが、今回は距離が長いのでウィークポイントにならない。鳴尾記念でボッケリーニにコンマ2秒差ならまだ終わっていない。父キングマンボ系×父サンデーサイレンス系でここが青葉賞以来の連対になるなら2022年2着ランフォザローゼスのパターン。

テーオーロイヤルは一昨年前の勝ち馬だが、そこから6戦走って未勝利。先行して連勝していた馬なのに、ここ2戦は下げて競馬をして負けている。斤量を背負って勝ちに行けなくなっているのなら、一見して空き巣メンバーに思えるここも安泰ではない。菱田さんの時は先行出来ているのでそこに期待したい。

◎サリエラ
○ニシノレヴナント
▲グランスラムアスク
△ワンダフルタウン、テーオーロイヤル
単勝◎(1点)、馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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