見出し画像

【競馬予想Vol.495】第14回みやこS



トラックバイアス分析・展開予想

  • 土曜は朝の時点で水が浮く程の不良馬場。更にレース取り止めが出るほどの大雨が降り、水しぶきが舞い上がるほどに悪化。どこにいてもグリップが利かず、結果として前のほうにいた馬で決着していた。この後は晴れの予報が出ているが、回復しても重まで。

  • ミトノオーの逃げ。プロミストウォリアも最内を引いた以上仕掛けて前へ。ドゥラエレーデ、ダンテバローズ、オメガギネス、アウトレンジ、サンライズジパングと出来れば番手という馬がズラリと揃っていかにも差し頃なのだが、ダートは芝と違って基本的に前が残る。時計実績ある先行馬を重点的に狙いたい。


全頭分析

【○】プロミストウォリア

(+)エルムSは大外から付いて行くのみ。最内引いた今回は先手主張。
(-)ミトノオーの存在が厄介。再度付いて行く競馬強要され沈没懸念。

【-】ゲンパチルシファー

(+)BSN賞は早めに位置を取って接戦。同様の競馬が出来るなら脅威。
(-)前走は上がりを要す消耗戦で前が止まる。差し届くかは展開次第。

【▲】ドゥラエレーデ

(+)東京大賞典はウシュバテソーロと半馬身差。芝経由時の成績安定。
(-)少しでも差し利く展開になると脆い。好位を取り切れるかどうか。

【-】ミッキーヌチバナ

(+)御陵S、アンタレスSと4角で内を掬う。距離ロス抑えた差し妙味。
(-)平安Sは大外回し、東海Sは内突くも差し不発。展開と馬場次第。

【-】デリカダ

(+)大阪スポーツ杯は馬群の中から差して快勝。再度差し構えで通用。
(-)今回中2週でコース追い無し。ヤネも替わり同じ脚使えるか微妙。

【-】ダンテバローズ

(+)前走は直線持ったままで抜け出す。前々で競馬出来るのは強み。
(-)前走は時計平凡な上に後続に際どく迫られる。重賞ではしんどい。

【△】ロードアヴニール

(+)大阪スポーツ杯は逃げの手に出て僅差3着。持ち時計も大幅更新。
(-)前走は自らのペースで行けたのが大きい。相手強化のここ試金石。

【◎】オメガギネス

(+)シリウスSは乾いた馬場で59kgを背負い2着。今回更に条件上向く。
(-)行く馬多数で流れが速くなりそうなだけに一気の差し込みが怖い。

【△】ハピ

(+)シリウスSは意表突く先行策も完全に裏目。平安Sの差し脚再び。
(-)後ろから行くと微妙に差し損ねる。決め手確かも位置取り難しい。

【-】トウセツ

(+)マリーンSは直線大外から鋭く差し迫って4着。末脚は悪くない。
(-)行き脚が緩く基本的に付いて回るだけ。前走からの上積み期待薄。

【△】ロコポルティ

(+)シリウスSは大事に乗って捌きミス。前々走完勝の京都で出直し。
(-)前走59kgで前受けして先着のオメガギネスがいる。逆転は微妙。

【-】ミトノオー

(+)エルムSはドゥラエレーデに張り付かれガス欠。改めてハナ主張。
(-)今回他に同型が何頭かいる。早い段階で付いて来られると苦しい。

【-】アウトレンジ

(+)スタート速く、前走はハナに立って押し切る。嵌ると離して勝つ。
(-)ミトノオーを筆頭に行きたい馬が他にいる。競合して共倒れ懸念。

【-】リプレーザ

(+)直千、ダート短距離と使って追走力強化。距離延長ローテ嵌れば。
(-)芝にダートに距離も替えつつの16連敗。追走できるがそれだけ。

【-】サンライズジパング

(+)JDクラシックは上位が強過ぎ。古馬初対戦も格落ち効果見込める。
(-)今回は主戦の武豊騎手が乗らない。ダートの速い時計も未知数。


結論

オメガギネスは良【1・2・1・1】に対して良以外【3・1・0・0】で、水分を含む馬場のほうが走る。シリウスSは久々&距離延長で初距離&59kg&良馬場で2着に来ており、良以外が確定しているここでコケるのは考えにくい。前に行く馬が多過ぎて展開的にどうなのかという懸念は残るが、ダートは強ければ展開不問で前で残せるので素直にここから。

プロミストウォリアはエルムSで大外枠を引いてしまい、内に入れず終始外を回らされて7着。この結果は度外視が妥当。今回は一転して最内ゲット、重馬場のアンタレスSで1分49秒5をマークしているように速い時計は望むところ。一週前のCWで6F81秒3の自己ベストをマークと調子も上向き。ミトノオーに行かせて2番手の内キープでも良い。

ドゥラエレーデは稍重のエルムSで先行して1分44秒1をマークしたが、これは今年の札幌開催で全体5位の時計。芝を使った後のダートは【1・1・1・0】で、芝未勝利2着からダート未勝利1着、ホープフルS1着からUAEダービー2着、セントライト記念8着からチャンピオンズC3着。内枠を引いたし、前に行ければ残り目がある。但し勝ち切れない。

ロコポルティは平城京Sが良馬場で1分50秒8、京都のダートでは珍しいラスト加速ラップ。その前の伊勢Sは重馬場で上がり最速の差し切り勝ち。シリウスSはハギノアレグリアスの後ろに入って身動きが取れずの自滅。曲がりなりにもシリウスSで3番人気に推されていた馬が今回8番人気はお買い得。丸山元気騎手がちゃんと乗ってくれれば通用する。

ハピはシリウスSで大外枠から果敢に前付けした結果直線ガス欠の10着。ミトノオーが飛ばした平安Sで唯一後方から飛んできて2着、直線で内を通った馬が3着までを占めたプロキオンSで外を回して4着と展開と馬場がなかなかマッチしないが、今回は差す競馬で喰い込む余地がある。しかしそれでも2~3着臭が抜けない。

ロードアヴニールは大阪スポーツ杯で2番枠からスタートを決めて行き脚が付き、そのままハナに立って見せ場十分の3着。元々は構えて末脚を伸ばすタイプで、招福Sは前傾ラップの消耗戦で馬群を縫っての突き抜けだった。これ以上雨が降らず、水が引いて適度にグリップが利く馬場状態になればワンチャンある。

◎オメガギネス
○プロミストウォリア
▲ドゥラエレーデ
△ロコポルティ、ハピ、ロードアヴニール
単勝◎(1点)、馬複◎流し(5点)、3連複F◎-○▲-○▲△△△(7点)

いいなと思ったら応援しよう!