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【競馬予想Vol.458】第56回函館2歳S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 函館は先週からBコース使用で今週が年内最終週。月曜から水曜にかけて雨が降り、金曜朝時点のクッション値は先週土曜朝時点と同じ7.6。先週は雨の影響が残って時計を要していたが、今週も速くなりそうにない。

  • エンドレスサマー、リリーフィールド、ヒデノブルースカイ、ニシノラヴァンダと逃げ切り勝ち馬が揃って内枠に集結。隊列がすんなり決まれば外の馬を牽制しつつ内を固めた上で逃げ・先行で決しそうだが、内でガリガリ張り合いそうなのとそろそろ外が使える馬場状態になりそうなので外前の差しを狙いたい。


全頭分析

【-】エンドレスサマー

(+)抜群のスタートからハナ、直線ノーステッキで流して5馬身差。
(-)テン速いニシノラヴァンダと競合。ハナに拘るようなら共倒れも。

【▲】チギリ

(+)2戦目は逃げ馬を徹底マーク、直線入口で仕掛けて抜け出し完勝。
(-)デビュー戦はスピードの違いで逃げ切り許す。ここは他馬も速い。

【-】リリーフィールド

(+)スピードの違いでハナに立って圧勝。時計は同日古馬1勝Cと同じ。
(-)他が弱過ぎてノープレッシャー。今回は芝で速い馬が複数いる。

【○】ヒデノブルースカイ

(+)4角で2頭のマッチレースに持ち込み、直線外から悠々競り落とす。
(-)スタート一息で途中からハナ。見習い減量考慮すると物足りない。

【-】ニシノラヴァンダ

(+)スタート・初速の付き共に上質。4角被されても余裕で突き放す。
(-)小柄な馬だけに絡まれ不安。他がハナに拘ってくるならしんどい。

【-】モズナナスター

(+)スタート好発も内で控えたのが裏目で2着。位置取って巻き返し。
(-)結構しっかり追ってエンドレスサマーに5馬身差。力差否めない。

【△】サトノカルナバル

(+)スタート好発から中団外待機、直線外から楽な手応えで突き放す。
(-)着差派手だが時計平凡。テンから飛ばすスプリントへの対応が鍵。

【-】ラインパシオン

(+)4角軽快に捲り上げ、直線外から長く良い脚を使って差し切る。
(-)逃げた馬の脚が上がっただけの印象。芝の速さ比べでは見劣る。

【-】ヴーレヴー

(+)スタート後行き脚付いてハナ、直線肩鞭で気合い付け程度で完勝。
(-)今回はテンから速い馬集結。他に行かれて控える競馬だと未知数。

【△】カルプスペルシュ

(+)抜群のスタートから前を壁にして追走、直線馬群捌いて差し切る。
(-)スタート直後にヨレるなどやや粗削り。良くなるのはもう少し先。

【-】シュードタキライト

(+)馬体を接して競り合った経験豊富。終いバテずに詰める脚は評価。
(-)追わせるタイプで距離短い感。6月だけで3戦しており余力が心配。

【-】オカメノコイ

(+)前走は終始持ったままで楽勝。デビュー戦より行き脚強化感じる。
(-)短期間に2戦して更に連闘。お釣りが残っているとは思えない。

【◎】エメラヴィ

(+)ピッチで機敏な走り。道中内を進んで直線外に持ち出して弾ける。
(-)4角外ガラ空きの美味しいシチュエーションで恵まれた感否めず。

【-】ヤンキーバローズ

(+)スタート若干アオって中団追走、4角捲り上げ直線競り合い制す。
(-)5頭立ての5番枠で自由自在。多頭数での位置取りと捌きが課題。


結論

エメラヴィは3番手で控える競馬で2馬身半勝ち。小雨が降る中のレースで適度に力を要す馬場で勝った経験は今回活かせそう。ピッチ走法で小回りが利くだけに内枠が欲しかったが、むしろ外枠で包まれずに行けるのはプラスと捉えたい。外前に取り付けられれば勝ち。

ヒデノブルースカイはスタートがイマイチで中団外からの競馬になりながら途中から行き脚が付いて4コーナー外から余裕で競り勝ち。通過順1-1だけ見るとガーッと行っただけのように思えるが実は違う。前走を見る限り内突きは疑問で、どこかで外に持ち出せればワンチャン。

チギリはデビュー戦が位置取り後ろで物理的に詰められず、2戦目はスタートから逃げ馬を外から被せての抜け出し勝ち。2戦続けて構える競馬をやっているだけに要注意。父はスプリンターズS連覇のレッドファルクス、近親にララクリスティーヌがいる速力に富む血統。

カルプスペルシュは先行集団の後ろに構え、直線で内の馬群を捌いて差し切り勝ち。このレースはガーッと行って押し切る競馬をして勝った馬よりも、好位から差し切るといった一手間要する競馬をした馬が勝ち負けし易い。今回は外を通らされそうなだけに、いかに前に離されないかの勝負。

サトノカルナバルはほぼ追わずに7馬身差と見た目は派手だが、時計は今年の東京芝1,400Mで唯一の1分23秒台と平凡を通り越して激遅。ただわざわざ函館まで負けにきたとは思えないだけに取捨が難しい。このレースは逃げ切り勝ちよりも差し切り勝ちを評価したいので抑えには入れておく。

◎エメラヴィ
○ヒデノブルースカイ
▲チギリ
△カルプスペルシュ、サトノカルナバル
単勝◎(1点)、馬複5頭ボックス(10点)

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