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Photo by
tomoko_koyama
【詩】scriptor
終着点に向かう船に揺られ
身体中をめぐるのは
すれ違った貴方達のことばかり
いつかまた出会えるだろうか
僕を覚えてくれているだろうか
神話の一ページになった彼らに
もう一度名前を呼んで欲しいから
明日を生きる 今日までを語り継ぐ
たとえ、この世のすべてを
救うことができなくても
傷ひとつない両の手に
立派な皺がたくさん刻まれるまで
友好の握手はお預けだ
川の流れのまま船は進む
ただ静かに 僕の足跡など残さずに