もう昔の自分とは違っていることに気がつかなければ
最近、年を取ったとよく考える。
ネガティブな意味ではなく、
ひとつは、若い時とは好みや歓びの対象が変わってきたということ。
もうひとつは、十分に経験したことは
もうそろそろいいかなと思うようになったこと。
先日、福岡に行くことがあって
以前のように天神でお酒でも飲みたいと思い、
ならばとブリティッシュパブに行ってみた。
ただなにしろ西通りとか国体通りあたりは若い人が多い。
近頃は雑踏とか愚痴とか悪意のある会話とか
そういうものに敏感になってきている。
都会の酒場はそういうエネルギーが特に強い。
そのブリティッシュパブは、空間もお酒も空気感も
落ち着かない感じで、客層が雑多で疎外感さえ感じた。
来てみたいと思って来たけれど、
思っていたのと違っていた。
結局、そのブリティッシュパブは早々にあとにして
少し前に行ったことのある、今泉の奥まったところの
アイリッシュバーに行った。
そこは雑踏の西通りに比べると、少し静かで
落ち着く感じがあった。
僕はお酒自体を楽しめればよくて、
にぎわいとか気にせずにいたけど、
ゆっくりすわってお酒を飲むには足りないものが多すぎた。
妻は僕につきあってその場にいてくれたものの
すっかり帰りたがっていた。
天神界隈のエネルギーは疲れる。
福岡を離れてもう7年。
年もいつの間にか50半ば。
しずかな平戸の環境にもなれたせいか
もう雑踏で楽しまなくてもいいかなと思う。
お酒なら、自分の店に売るほどたくさんあるし。
結局自分の店が一番しっくりくる。
都会の刺激というものが不要になってきた。
今の自分が好きなもの、欲するものはなんだろう。
今の自分は
ちょっと前の自分とは変わってきていることに
気がつかないでいた。
変わらないものもあるし、
変わってしまったものもある。
変わってしまったものは
整理してしまわないと、無駄なことをしてしまう。
自分のシステム更新作業をやったほうがよさそうだ。
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