こんなにも愛してた。 世界中が悲しんだ。さよならオレンジ。
エッセイを書くのに、noteという場はちょうどいいと思っています。末広宏臣さんが、エッセイというのは、正解を書かなくていい、ノウハウを書かなくていい、結論やゴールを書かなくていいと教えてくれました。だから、とりあえず、今はとにかく書くだけ書いて、修練を積み重ねていこうと思います。
といういわけで、前から書きたかった文房具ネタを始めようと思います。今後次のようなタイトルで続けたいと思っているところです。
カフェと文房具と日常と <ep.1>
プロフィールにも書いていますが、文房具好きで特に筆記具が好きです。 そのとき、目に留まったペンを握り、思いつくままにノートに何かを書くというのが趣味のような時間になっています。うちはカフェですから、何か飲み物を用意して、ゆっくりと過ごすのはいい感じの時間です。
この夏は、ミルク入りのアイスコーヒーにはまっています。
カフェオレというほどミルクが多くなく、計っているわけではないのですが、大体アイスコーヒー100mlにミルク50mlというぐらいでしょうか。
今日もお気に入りのボールペンで下書きの原稿を書いたところです。
近頃は、ボールペンにはまっていて、コレクションをしているつもりはなかったのですが、これってどうなの?これは?それは?と試しているうちに、なんだか少しずつ増えてきました。
そんなボールペンはどれをとっても書き味やデザインの良さがあり、何かを書こうとするときに、どれで書こうかなと考える時間が楽しみのひとつになってきました。
そんな感覚を文章に書いてみようと少し前から思い始めていたのですが、ようやく書いてみようという気持ちになったので始めてみます。
今日手に取ったボールペンは、BICのオレンジEG 1.0。
EGはEasy Glide(イージーグライド)の略。
ボール径1.0はMediumと軸に書いてあります。0.7もあり、そちらはFine。
このBICオレンジ。
軸が鮮やかなオレンジ色で、このデザインがとても気に入っています。
インクは低粘度の油性インクで、滑らかに書けて、JetStreamと比べても遜色なし。これが1961年に発売されたというから驚きです。
フランスのメーカーということも僕のフランスかぶれの心をくすぐります。
ところが、こんなに素敵なデザインで、書き味も申し分のないオレンジシリーズが今年をもって廃番になるというのです。
事務用品としてはスタンダードで安価(税込88円)で、間違いなく大量消費されてきたであろうこの商品が無くなってしまうというのは、きっと世界中の愛好者にショックを与えたことだろうと思います。
遺物となる手持ちの物をこれからも書き味を楽しみながら、大事に使っていこうと思います。