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「君は生き延びることが出来るか」

この地に引っ越してきて、13年になる。
そうか。13年だった。

13という数字は、西洋では一般的には忌み嫌われる傾向にあるが、実は必ずしもそうではない。
逆に吉数や聖数ともいわれることもある。
そもそもアメリカでも昔は吉数だったと言われる。
詳しくはググって欲しい。

それはさておき、ググっても出て来ない話をします。

マルセイユタロットでは、13のカードは、「変容」という意味がある。そして、上のような凶数とはとらえない。
リーディングする際には、「大きな変化、転機」ととらえる。むしろ、そういう変化は必要で大切なことであることを伝える。変化の時というのは、人生の上ではとても重要なのだ。

https://entree.soleil-19.com/

手に持っているのは大きな草刈り鎌で、雑草のような不要な物を刈りとっている様子を描いている。不要な雑草を刈りとり、農地を耕すということは、新しい作物を作ることだからだ。要するにとても前向きな意味なのだ。

何が言いたいかというと、
13年目ということは、このカードが示すように、
「大きな転機」を迎えていると考えられるということ。

この数年はいろんなことがあった。
3年も続いたコロナ禍では、カフェをとりまく環境が大きく変わった。リストラも経験した今年は変化する年なのだ。前の記事にも書いたが、リストラは執着を手放し、自由を選択するために必要なことだった。
ということは、この13年めのこの年に、僕は生まれ変わる年なのだ。

僕自身もカフェに対する思いは少しずつ変化している。
やりたいことはたくさんある。
これが一番というような確立したものはないし、大体僕自身が探求心が強くて、いろいろやってみたい性格なので、こうしている今、何をどうしようかといろいろ考え中だ。

同じことを続けていくということが合っている人もいるだろう。僕自身は変化する環境にに対応しながら、自らが望むスタイルを作っていくのが好きだ。

何かを新しくするときはワクワクする。
不安はあまり感じない。
不安定なことには慣れている。

僕は不安定というのは不安定なのではなく、
船の上にいるようなものだと思う。
海が潮のうねりで上下したり、満潮干潮をくりかえしたりするのを、不安定ととらえずに、その波を乗りこなそうと思うほうがおもしろい。
波が上がるときに自分も上がり、下がるときにはただじっとして、周囲をよく観察する。
上手に乗りこなせたら、それは達成感にも似た感覚をもたらす。

このカードがまさしくそれと同じ状況を表している。
このカードは運命の輪というカード。
このカードの説明は長くなるので割愛するけど、リンク元のサイトを見ればどこかに書いてあるはず。

https://entree.soleil-19.com/

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僕は、むしろ安定が続くと飽きてくるような気がする。
そんなに長く安定した暮らしをしたことがないからわからないけど。

だから、移住生活を楽しめるのだと思う。


最後におまけ
僕はファーストガンダムをリアルタイムで見た世代。今でもたまに観てるいるが、あのドラマの最後の予告のところのナレーションの言葉が好き。

「君は生き延びることが出来るか」

これからの自分を考えるとき、たまにこのセリフが頭によぎるのを、ひとりでにやりとして楽しんでいる。

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