#5 The terminal
あらすじ
ニューヨークのJFK国際空港に、東欧の小国から1人の男性が到着する。しかし、空港での入国直前、彼の祖国がクーデターにより事実上消滅してしまう。彼のパスポートは無効となり、入国も、帰国もできなくなった彼は1人、空港で生活を始める。最初は言葉すら通じず、苦労してばかりだったが、独学で英語を学び、彼の人柄の良さでだんだんとターミナル内の従業員とも仲良くなっていく…彼と周りの人たちとの交流を描くヒューマンドラマ。
感想
なによりトムハンクスの演技力が輝いていた作品だと思います。自分は個人的にトムハンクスが大好きなので、私にとっては眼福な映画でしたが、見ながら好き嫌いが分かれそうな映画だなと思いました。やっぱり空港内の出来事が主に構成されているので、あまり目立つ動きがなく、飽きるという意見も多数あると思いますが、ヒューマンドラマとしては成り立っていたし、トムハンクスの演技がうますぎて、毎度毎度その演技に感動しながら見ることができました。
彼が空港に到着したちょうどに、祖国がクーデターで消滅。自分のパスポートも無効。そんな事実を急に突きつけられても、めげもせずにどうにか順応していこうと奮闘する姿がどこか抜けていて、可愛くて、初めはそんな彼を不思議な目で見ていた空港で働く従業員も、彼の人柄に惹かれてどんどん親しくなっていく過程ではすごく心が温まりました。自然と人が寄ってくる人ってこんな人なんだろうなと思いました。主人公の優しい心、諦めない気持ち、ポジティブに生きること、そんな生き方を、見習いたいなと思いました。
少し人とはズレているけど、でも純粋で一筋、自然に人を寄せ付けるキャラクターを演じることに長けているのはトムハンクスがピッタリ(╹◡╹)♡