VOL.707 パプリカパウダー 〜用語辞典

パプリカパウダーは、唐辛子の中でも辛味のない品種である、パプリカを粉末状にしたものです。

もとは唐辛子としてスペインからハンガリーに伝わり、品種改良されたことで誕生しました。また、パプリカパウダーの原料となるパプリカは、日本で野菜として流通しているものとは異なります。

鮮やかな赤色の粉末で、甘酸っぱいような快い芳香があり、微かな苦みが感じられます。その色から辛そうに見えますが、辛味はほとんどありません。子供でも食べられるほど辛味がないものの、ピーマンや唐辛子のような風味があります。

スパイスの中でも穏やかな風味なので、さまざまな料理に使うことができ、主な用途としては、色付けや風味付けになります。料理に加えることで、赤色が際立ち、独特の風味も加わります。

鶏肉、魚介、卵、チーズを使った料理のほか、ドレッシング、スープ、サラダ、ピラフなどによく使われます。また、煮込み料理の色づけ、ソーセージの着色にも利用されます。

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