PTSDでもないのに、常にぼんやりして、日常的に解離してます。
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※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。
■トラウマのこと
PTSDとは大きな単一トラウマのことをいいます。ですから小さな(複数の)トラウマはPTSDとはいいませんが、トラウマはトラウマです。
日常生活をしていれば、生活環境が悪ければ、小さなトラウマを継続的に受けている可能性もあります。それによって現実感が喪失してぼんやりしているのかもしれません。しかし、質問者さんの生活環境が分からないので断定できません。
これは、お話を詳細にうかがわないとなんともいえません。
■創造的な解離もあります
解離という概念は幅広いもので、芸術家は創造的解離をするといいます。
例えば音楽家は作曲中には解離していますし、作家は執筆中に解離しています。創作中には多くの人が解離しています。これは病的な解離ではないのですね。創造的な解離。
■思春期とHSPは解離しやすい
また、トラウマがない人でも、思春期の人々は解離する要因が大きいです。自分とは違う「外部の」情報に敏感だからです。敏感だと様々な情報が自分に流入してくるので、処理しきれなくなってボーっとします。解離に近い状態です。
ということは、敏感さん=HSPっぽい人は、解離しやすいとも言えますね。
■器質的にぼんやりしている人
質問者さんがぼんやりしていることに不都合を感じていないのなら、それでいいとは思います。
しかし、ぼんやりしていることを怒られて大変とかだったら、解離とかでなく、器質因(発達障害)や学業不振(理解のしにくさ)も含めて、別の要因もあるかもしれませんので、相談されることもアリかもしれません。
■まとめ
生活環境が悪いと小さなトラウマを無数に受けて解離することがある。
芸術家は創造的に解離する。
思春期やHSPは、情報を処理しきれずに、ぼんやりしやすい。
発達障害や学業不振でぼんやりしていることもあるので、相談することもあり。
◇ラジオおやすみカフェ:今宵のメニューは…今日のTwitterからです。気持ちよい感情が出てこない場合は、感情が分かっていないかも。自分がどんな感情を抱いているのか分かれば前向きになれることもあります。例えば、怒りを抱いていると分かると、その怒りを「なにくそ!」という前向きのパワーに転化できます。
■他の助けを求めるのもいいでしょう
もし、あなたがぼんやりする時間が長くて心配なら、臨床心理士などの心理の専門家にアドバイスを求めるとよいでしょう。時間はかかるかもしれませんが、あなたのカウンセリングがうまくいきますように。
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