見出し画像

【解決!】カウンセリングを受ける間隔と、カウンセリングの日までの過ごし方

【質問】人によると思いますが、カウンセリングの間隔はどれくらいがおススメですか?あとカウンセリングの日までの過ごし方とかアドバイスありますか? 話すことをまとめたり、日記書いたりとか。

【お返事】カウンセリングを受けるインターバルと、カウンセリング当日までの過ごし方はどなたも悩まれると思います。一般的な話になりますが、少し解説します。また関連記事のリンクも張っておきますので、ご覧ください。

※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼

※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。

■カウンセリングを受ける間隔

これは誰しも悩まれることでしょう。カウンセリング慣れしている人は、パッと答えられるかもしれませが、またカウンセラー側から提案する場合もありますが、カウンセリング初めての方は、なかなか悩ましいところですね。

私は、そんなとき、「今日、カウンセリングを受けてみてどうでしたか。どのくらいの間隔を空けて話すとよさそうですか。」と相談者の方に尋ねます。明確な希望が返ってくる場合もありますし、そうでない場合もありますね。

  • 明確な希望が返ってくる場合は、「それで行きましょう」と決定します。

  • 明確な希望に答えあぐねている場合は、「あなたの悩みの場合、カウンセリングの頻度は、一般的には〇週間くらいでしょうか。」と返します。
    この〇週間にどの数字が入るかは、相談者の人の初回の話しぶりや見立てを考えて(企業秘密です笑)、こちら側から提案させてもらいます。

これがカウンセリングの間隔を決める流れですが、【ごくごく一般的には、2週間】くらいと言われています。
空けても、ギリギリ1か月くらい。
けれど、これを杓子定規に捉えないでください。あくまでも、相談者の方の、さまざまな事情を鑑みて、継続できる範囲で間隔を決めるのがいいでしょう。

続けられない間隔を決めてもしょうがありません。継続できる間隔、これが双方にとって一番大切でしょう。

◇カウンセリングが進み出すと間隔は空く

カウンセリングを継続したり、終結に近くなると、カウンセリングの間隔は空いてくることも多いですし、3か月くらい空ける人もいます。

そのくらいになってくると、自然に着地できるくらいには回復してきていると思っていいでしょう。いつ着陸して、カウンセリングが終結してもいい時期でしょう。

■カウンセリングまでの過ごし方

ソレアの関連記事に、この質問にピッタリの記事があります▼

カウンセリングの前日にしてほしいこと【忘れる幸せの体験】

カウンセリングを受ける前までは、これを話そうかな、あれを話そうかなとか、いろいろと考えているでしょう。そして、カウンセリングの当日には、それをすっかりと忘れ去って、まっさらな気持ちを受けると、なお良いでしょう。

カウンセリングの前までに話をまとめたりするのはいいですが、当日はそれもすっかりと忘れることがいいと言われています。

これは精神科医の中井久夫先生から伺いました。

実際に、そのようにカウンセリングを受けると、思ってもみなかったことを話している自分に気づくのです。これは、次のようなこころの操作が行われているようです。

  1. いろいろ考える、葛藤する(日常)

  2. 何も考えない時間を作り、自分のこころにスペースを空ける(カウンセリング直前)

  3. カウンセリング空間という「特別に自由な空間」に触れる(カウンセリング中)

  4. 自由に振幅できるスペースの中で、こころの中の葛藤がまとまり始める(カウンセリング中)

  5. 深い話、気づきを話している(カウンセリング中)

深い話ができればいい、というものではありませんが、ここぞ!というときに、そういう話ができると、カウンセリングが進展するということです。

そして「ここぞ!」というときをキャッチするには、こころが自由になっていないとキャッチできません。そのために、考えていたことをすっかりを忘れてカウンセリングを受けるのが良いのです。

上のリンク記事には、カウンセラーがカウンセリングの前日にしてはいけないことも書いてあります。結論をいうと、「関連論文や関連書籍を読むな」ということです。前日の夜には、仕事(カウンセリング)に関する読書や論文はNGです。

援助するということは、それだけ繊細なことなんですね。カウンセラーの方はぜひリンク記事のご一読を。

■まとめ

  • カウンセリングを受ける間隔は、相談者の希望を優先。悩むようだったら、相談者の見立てを考慮しながら、カウンセラー側が提案する。

  • カウンセリングを受ける前は、色々考えたことを、ひとまずすべて忘れると良い。

◇ラジオのおやすみ談話室:雑談のように見えても、それが静かに、しみじみと回顧していれば、雑談ではありません。カウンセラーは、雑談モードに入りそうなときは、その構え(雑談をするという)を崩さずに、「しみじみ」と話を聴きましょう。カウンセラー側の構えが、とても、大切です。

⇒解決しない悩みのある方は、ソレア心理カウンセリングセンター へご相談ください。

Twitter でも発信しています。フォローいただくと、発信ばかりでなく質問箱への質問やそのQ&Aを見ることもできます。【Twitter】→ https://twitter.com/soleapsy


いいなと思ったら応援しよう!