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自分を嫌いにならないのは50代以降|基本的信頼感があればそれだけで幸せ

【質問】自分のことって好きじゃないといけないんですかね?自分のことが好きじゃなくても幸せにはなれますよね?

【お返事】自分のことを好きになることは、なかなか難しいですね。だから好きになる必要はないでしょう。好きにならなくてもいいので、嫌いではなくなる、くらいがちょうどいいのではないでしょうか。無理して好きになる必要もないでしょう。

こいつ、しょうがないやつだな、くらいで自分を見れるようになると、人生楽に生きられます。

※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼

※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。

■自分を嫌いではない

そして、自分のことを嫌いでなくなるには、50年以上かかるかもしれません。ユングは40年以上かかると言っています。個性化ー自分の捨ててきた嫌な部分を自覚して、それを自分のこころに統合する話ですね。

ですから、あなたがもし50代以前の方でしたら、自分のことが好きではないのは自然なことでしょう。50年という数字は、ユングから拝借していますが、人間の発達を見て行くと、その数字には意味があります。

◇子育てと自己肯定感

つまり50年というのは、中年期にあたり、子育て真っ最中の時期ということです。子どもが思春期を通過している時期。

子育てを通して、親は自分のことを反省しながら肯定していくようになるのでしょう。この肯定感は、男性よりも女性のが大きいのは当然ですね。子育ては両親で共同して行うものですが、子育てのメインパーソナリティは女性であることは、昔から不動のものです。

子どももお母さんを求めますから。なんたって、子どもにとっては、母親は基本的信頼感を授けてくれた人ですから、別格なわけです。

女性は、この肯定感を持っているため、中年期以降の人生の半期は幸福度が高くなると言えるでしょう。子どもが巣立つ時期の空の巣症候群がありますが、そこも乗り切っていくのです。

■幸せとは信頼感の中で生きること

自分のことを嫌いではないという状態を幸せというかどうかは分かりませんが、そのあたりを目指して50年、60年生きてみるのもアリではないでしょうか?

幸せは人それぞれの価値観によって大きく変化するものです。けれど、考えてみれば、何が一番幸せかというと、【基本的信頼感】をベースに生きることができている人生が一番幸せではないでしょうか。

世界は信頼できる、絶対的な安心感の中で生きることができる、これは本能的に幸せであると実感できるのではないでしょうか。動物でも天敵の居ない世界が一番幸せでしょう。だから繁栄もするのです。

そう考えると、多くのわたしたちは、9割以上の人は、生まれてから数年間のうちに、幸せを生きる人生に組み込まれることになります。運命によって人生は翻弄されますが、それは誤差範囲のものと考えることもできます。つまり、幸せではない人は、結構少数派ということです。

■まとめ

  • 自分を好きになることは難しいが、50年くらいかければ、嫌いじゃないくらいにはなれる。

  • 女性のほうが、自己肯定感は高い。理由は子育てによって子どもから慕われるから。

  • 幸せとは基本的信頼感の中で生きること。9割以上の人は、幸せを体験している。

◇ラジオのおやすみ談話室:樹齢数百年の樹が切られていた。

■他の助けを求めるのもいいでしょう

もし、あなたが自分のことを好きになれずに困っている場合は、臨床心理士などの心理の専門家にアドバイスを求めるとよいでしょう。時間はかかるかもしれませんが、あなたのカウンセリングがうまくいきますように。

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