アメリカ人の差別、日本人の差別|誰のこころにも潜む差別感情の扱い方
この記事は「シノブラジオ」の覚え書きです。本編が気になったら、下記のラジオのほうもお聴きください。
>>シノブラジオ
臨床心理士・公認心理師の高間しのぶです。志木市のソレア心理カウンセリングセンターでカウンセラーとして働いています。お昼のランチトークは土曜の夜のティートークに変更予定です。
■テーマ
アメリカの差別と日本の差別|誰のこころにも潜む差別感情の扱い方
◇ツイート紹介
今日のテーマにつながる私のツイートを紹介します。
アメリカ心理学会Newsから【コロナとアジア人差別】
・コロナによってAAPIコミュニティへの差別が広がっている
・AAPI (Asian Americans and Pacific Islanders)とはアジア系アメリカ人や太平洋諸島出身者のこと
・暴力、言葉による嫌がらせ、侮辱、ジョークなど
・学校、企業、公共機関での差別
・コロナウイルス!と叫ばれて殴打される
・差別を受けた人は、不安、抑うつ症状、睡眠障害、PTSD等を発症
APAのサイトの記事(1次情報)はこちらになります。
コロナのパンデミックにより、アジア人種(中国、韓国、日本、東南アジア)差別など、アメリカに長期に渡って存在している差別感情が浮き彫りにされました。
■アメリカの人種差別
・黒人(肌の色の差別)
・アメリカンインディアン(原住民)
・ヒスパニック(スペイン語を日常語とするラテンアメリカ人)(言語の差別)
・AAPI(Asian Americans and Pacific Islanders)⇒古くは第二次世界大戦中の日系アメリカ人の収容
■永遠に外国人であるというレッテル
・AAPIの人々は、真にアメリカ人になることのない部外者としてタグ付けされている。
・この「アジア系アメリカ人は外国人であり部外者であるという考えは合理的なものと受け取られ、アメリカ人の欲求不満、怒り、恐れ、攻撃性対象になっている。
■さて、日本での差別は?
・アイヌ
・朝鮮人
・非人⇒カムイ伝
日本の同和問題:部落民は、政府統計調べでは100万人。部落解放同盟調べでは300万人(1993年)。このリストを購入する企業は多いという現実。
「グーグルアース」では東京と大阪の古地図が表示できる。ここには、江戸時代以前の被差別部落の場所が記載されており問題化している。
■まとめ:差別というものは誰のこころにも存在する
・誰のこころの中にも、差別感情は無意識下に潜んでいる。それは差別反対運動をしている人でさえ、そうなのです。
・だからこそ、差別についてはきちんと学校で「意識的に」教えていかなければならない。意識的に変えていかないといけない。これについては終わりがない。
・SNSなどのコロナ自粛警察も、差別の亜流か?