誉め言葉の「さしすせそ」は、プライベートでは逆効果。ビジネスだけにしておこう
【お返事】営業トークの誉め言葉、虎の巻を見たら載っていました。
さ:さすがですね、最高ですね
し:知らなかったです
す:すごいですね、素晴らしいです、素敵です
せ:センスがありますね
そ:そうなんですね、その通りです
※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼
※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。
■オーバーリアクションの落とし穴
オーバーなリアクションを相手に返す方法ですね。これは営業の仕事現場では活きてきますが、これをプライベートな対人関係でやると、ちょっと「うざい人」と思われるかもしれません。よくオーバーなリアクションしている人いますが、ちょっと痛い人になっていることもあります。
先日あるインフルエンサーのYouTubeが目に入ってきて、それがカウンセリングのイロハのようなタイトルがついていたので、何を話しているのか見てみたら、オーバーなリアクションのススメでした。
「相手の反応に一々大げさな反応で返すと、相手もいたく納得する」という話でした。これは簡単なことですが、やっているほうも、やられているほうも疲れることに気づいていらっしゃらないようでした。いたく納得するどころか、ちょっと痛い人になっていました。
ここで分かるのは、「オーバーなリアクションはムリがある」ということです。これが使えるのは営業だけと割り切ったほうがいいかもしれません。これを人間関係にまで拡張してしまうと、特に、子どもに対してやっていると、思春期を迎えた頃には「オヤジ、ウザすぎ」となってしまいそう💦
リアクション芸人はそれでいいのです。オーバーなリアクションを意識的に強調して「笑い」を取るためのものですから。あえて痛い人になって笑いを取る。しかし、本人が自分で痛い人という自覚なくこれをやっていると、本当に痛い人になってしまいます。
■オーバーリアクションの何が問題か?
いちいちオーバーなリアクションを返す問題点は、相手に押し返すような威圧感を与えるところです。せっかく相手が相手のペースで話そうとしているところに、強い相づちが返ってくると、せっかく話そうとしていたことをひっこめてしまうことになります。
これではコミュニケーションが成り立たないのです。自分の自信がない人が、このようなオーバーリアクションをする傾向があるように思いますが、どうでしょうか。
もしあなたの友人がオーバーな反応をしていたら、「それってお互い疲れるので、やんなくていいよ」と言ってあげるのもいいでしょう。
■さしすせそは、調味料にとどめておく
ただ「さしすせそ」でも調味料のほうは活用できそう☺この順番で味付けをすると間違いないと言われています。味付けの基本ルールですね。
さ:砂糖
し:塩
す:酢
せ:醤油
そ:味噌
◇ラジオのおやすみ談話室:この質問箱のお返事を書いたあと、過剰な反応について話しをされていたクライエントの方がいらっしゃいました。まさにシンクロの話ですね。シンクロが起きているときは、調子がいい証拠です。それは相談者も、私も、双方の調子がいいのです。体力的には疲れていても精神的に良好ってことはありますから。
⇒解決しない悩みのある方は、ソレア心理カウンセリングセンター へご相談ください。
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