どうやったら親友(双子のカメレオン)に出会えますか?|あなたが自由でいることです☺
【お返事】双子のカメレオンは、巡りあわせの中で見つかっていくでしょう。私の場合は、大学の寮で見つけました。彼は今はもう、亡くなってしまって話すこともできなくなりましたが、カメレオンだったことは間違いないでしょう。私にとっては、その記憶があれば十分です。
心理職は人の深淵を聴く仕事ですが、それはあくまでも傍観者として見ている感じです。理解はしていますが傍観者ですね。人の深淵という映画を見ているようです。そこで共感や感動することはありますが、あくまでも映画としての感覚です。
映画に影響を受けることは、みなさん経験済みだと思います。ああいう感覚ですね。毎日、続き映画を数本見ている感じです。だから、テレビに興味がなくなっていくんですかね。
事実は小説より奇なり。テレビドラマの脚本は、リアリティがなく、つまらなく見えるようになりますね。双子のカメレオンについては、この記事▼もどうぞ。
※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。
■めぐり合わせはどうやって起きるのか~自由にしていること
親友とどうやって出会うのか?これは天のみぞ知る、運命としかいいようがないのでしょうか。人の出会いというものは、青写真があるとしたら、それは誰が設計できるのか?
それは分かりませんが【自由】がキーワードのように思えます。自由に感情を出せて、オープンに生きているときっと出会うでしょう。そういう神の采配が働くのでしょう。私の自由は、大学の寮生活でした。カメレオンに出会ったのも、その寮です。今日の私のツイートをご覧ください。
■心理職の特殊性~戦友
相談者とも「めぐり合わせ」ということはあるでしょう。何人ものドクターやカウンセラーを渡り歩いてきた人にとっては、私はその中のひとりに過ぎないかもしれません。しかし、私にとってはあなたは初めての方です。これもめぐり合わせと言わず何といいましょうか。このめぐり合わせの中で、カメレオン的なものを感じてもらえればいいのでしょう。
カメレオン的なものとは、旧友のような感じでしょうか。私は戦争体験はありませんが、戦友でもいいですよ。お互いに何かに立ち向かった、そういう仲間です☺
◇こころの深淵を経験する
たしかに芸術家や小説家は、自分のこころの深淵に触れる職業ですね。そして心理職は他人のこころの深淵に触れる職業。なるほどそう考えると、特異な仕事なのかもしれませんね。昔、スーパーバイザーに言われたのは、心理はスケベでないとできないよ、と。他人の体のもっと奥の奥(こころ)まで目撃することになるから。そのバイザーは分析の人でしたが、彼がスケベだったかどうかは分かりません(笑)が、そういうこともあるのかな。
ともあれ、こころの深い部分が見えて理解できれば、相手の症状は収まることを何度も経験しています。だから深淵へ降りていくことは恐くはないのですね。むしろ、相談者のほうがキツイし恐いでしょう。相手のこころのヒダに分け入るのですから、簡単に土足で踏み込んでいくわけにはいきませんね。
身を清めて分け入る感じ。それがセッション前の瞑想という儀式につながっているのかもしれません。カウンセラーはセッション前には数分の瞑想をしましょう☺
■クライエントとの相互作用
「特殊な体験は相互作用として心理士側にも影響をもたらす」そのように斉藤先生がおっしゃっているんですね。
私の返事としては、「人の深淵という映画を見ているよう」でした。そこで共感や感動することはありますが、あくまでも映画としての感覚なので、一緒に揺れているわけではありません。共鳴せずに共感しているんですね。これは相互作用といえるでしょう。共感はすれど共鳴はしない、については参考記事をお読みください。
臨床における相談者とカウンセラーの相互作用についてまっさきに思い浮かぶのは逆転移でしょう。これは昨日配信した防衛機制の一つとしても考えられています。
・転移 - カウンセラーへ向ける相談者の無意識な感情(ポジティブ、ネガティブ両方ある)
・逆転移 - 相談者へ向けるカウンセラーの無意識な感情(ポジティブ、ネガティブ両方ある)
例えば、相談者の話しに感情を揺さぶられることもあります。これは共感しているのであって、共鳴しているのではありません。
■まとめ
・双子のカメレオン(親友)とは自由にしていれば出会えるでしょう☺
・あなたのカウンセラーをあなたの戦友と思ってみてください。
・クライエントとの相互作用は、映画のように共感していること。逆転移もOK。
⇒解決しない悩みのある方は、ソレア心理カウンセリングセンター へご相談ください。
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