カウンセリングの継続か終了かは、身近な人やカウンセラーに相談してみよう。
【お返事】カウンセリングの終了については、あなたが「もうすぐ終わりかな」と感じて、カウンセラーも「この人はもうすぐ終わりかな」と感じているときが終了です。お互いに様子を確認しあっているのは「そったく」ですね。そうやって終結するのが、次回に続けられる安心感とともに終わらせることができます。
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※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。
■カウンセラーと終了を確認しあう
「そったく」とは、母鳥と雛がお互いに確かめ合って誕生を促す行動です。カウンセリングの終了については、破る殻があるとしたら、現実世界で1人でやっていくための殻のようなものでしょうか。それを、相談者とカウンセラーが確かめ合って壊している感じです。下記の記事も参考にしてください。
「カウンセリングの終了を相談するのは、カウンセラーと」といわれることが多いですが、そうとばかりは限りません。カウンセリングは現実的なものです(それは、ユング派のカウンセリングでも同じことです)。ですから、現実的に誰の財布から出ているお金を使っているのか、ということも重要な問題になります。その財布の持主と相談してみることも必要ということです。
また、あなたを一番よく知っているのは、カウンセラーではなく、身近な人です。その身近な人と相談することは、現実的な生き方をするためには、まずやるべきことですね。カウンセラーは、その後でいいのです。身近な人が、あなたをよく理解してくれないときは、カウンセラーを第一に考えてもいいでしょう。
■身近な人と終了を確認しあう
あなたが終了を考えたくないということは、まだまだカウンセリングが必要と思っているのでしょう。でもご主人に焦らされてしまったので、もう怖くて継続できないのかもしれませんね。自分にお金と時間をかけられないのは、カウンセリングに来ている多くの人はそうでしょう。カウンセリングをしたいのに、もうできない、という気持ちになっているのですね。
こうやってカウンセリングの経過をご主人と話し合いができたことは良かったと思います。まず、現実路線をはっきりさせて、自分の気持ちも再確認できて、その後、カウンセラーとの話し合いに望む。この順番は間違っていません。
つまり、カウンセリングの終了は、まず身近な、あなたを理解している人(ご主人)に相談するといいのでしょう。
ご主人もシビレを切らしているのかもしれない。あなたが、もしカウンセリングを続けたいと思っているのでしたら、以前と現在のあなたの違いを説明して、継続させてもらうのもいいでしょう。それは目に見える違いではないかもしれませんが、肌感覚や気持ちの変化をていねいに説明するのもいいでしょう。時間をかけて。
気持ちが変化すればあなたの表情や態度も変化しているので、日ごろ一緒に生活しているご主人なら分かってもらえるのではないでしょうか。
■カウンセリングについて思いを巡らす
カウンセリングの成果がどうであれ、できるだけご主人の理解が深まるように、あなたが受けてきたカウンセリングについてゆっくりと話をすることから始めてみてはいかがでしょうか。こんなカウンセリングだよ、と噛みしめるように説明してみるといいですよ。きっと理解してくれるはずです☺
理解してもらったうえで、継続か終了かを決めればいいのです。
次の記事は、カウンセリングを止めたいと思ったときに是非お読みください。次の3タイプのどこに自分が属するかによって、カウンセリングの効果が現れる時期が異なってきます。「地盤」とはこころの安全感、つまり「愛着」のことです。
地盤のある人
地盤が沼地な人
地盤がない人
■まとめ
カウンセリングの終了は、まずはあなたの身近な、あなたを理解してくれる人に相談する。その後、カウンセラーと相談する。
後日談:
◇この質問の後、ご主人と話してカウンセリングは終了されたようです。「主人は私以上に私を分かってくれた」と、いただきました。
⇒解決しない悩みのある方は、ソレア心理カウンセリングセンター へご相談ください。
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