愛着障害の人にはナゼ友だちが少ないのか?|【結論】希薄な人間関係を好むため
今回は、なぜ愛着障害の人は友だちが少ないのかについてお話します。愛着障害でなくても、普通の人でも、内向的な人は友だちが少ないですが、それは親密になるチャンスが少ないという要因によります。これは納得できますよね。出会うチャンスが少なければ友人も少ないです。
しかし、愛着障害の人は、親密になるチャンスがあるにも関わらず、友人が少ないという「謎」の結果を引きずっています。
別に友人は少なくてもいいのですが、愛着障害の人の特有の感覚がそこには潜んでいるのです。あなたの友だちに愛着障害っぽい人がいたなら、こんなふうに理解すると、友だちの謎も解けて、少しは時間をかけて付き合ってみようかという気になるでしょう☺
※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼
■自分から去っていく
いつも話しているように、愛着障害の人は親密さが怖いので、仲良くなってくると居心地の悪さが表面化していきます。例えば、つき合いが悪くなったりします。普通の人は仲良くなるほどに会う回数が多くなったり、会っている時間が長くなったりしますが、愛着障害の人は、仲良くなるほどに、その関係性に居心地が悪くなり、もう会わなくていいかと思って、自分から距離を取ったりします。自分から去るわけです。
去るわけではないのですが、距離を取るというのは相手からしたら何か嫌われたかなと思って、連絡が来なくなるのです。
このため友だちは作りにくいのです。このケースのが圧倒的に多いでしょう。
■友だちのほうから去っていく
この場合は、友だちから愛想をつかされるという状態です。
愛着障害の人は親密になることを避けがちでした。そのため、何年も付き合っている友だちでさえ、距離を取ったりします。友だちはそのクールさに耐えられなくなることもあります。ドライな関係性を好む友人なら長続きしますが、そうではなく密を好む友だちですと、愛着障害の人の関係性の遠さに嫌気がさして、ある日ぱったりと連絡が途絶えることがあります。
愛着障害の人は意味が分かりませんが、よくあることだと思って、自分からも距離を取ります。こうやって関係性が消滅していきます。
いづれの場合も、愛着障害の人間関係の作り方の「希薄な部分」が影響して、自分から去ったり、友だちから去られたりして、友人が少ないことが当たり前になります。友だちが少ないため、自閉症スペクトラムと間違われている場合もあります。
■まとめ
愛着障害の人が友だちを作るのは大変。
大抵は自分から去るが、友だちのほうから去る場合もある。
でも、親友(双子のカメレオン)が居れば大丈夫☺
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