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【やられたらやり返す】怒りの感情の扱い方、2つの方法|①自分で扱う、②心理士が扱う
怒りを取り扱う場合は、次の2つに分けられます。
① 自分でなんとかする
② 心理士と一緒になんとかする
今回はそんなお話…
昨日のスタエフ と note と今朝の質問箱のテーマ にあった「怒りを感じるとカになる」の感覚、今実感してるかもです。
仕事で嫌なことがあってモヤモヤしてて、いつもは旦那に少し話したり(でも嫌がられるので大抵もっとモヤる笑)、意識的に楽しいことに触れて気分を変えていたのですが、放送を聴いて、自分なりに 「しんしんとふる怒り」 を感じながら寝たら、今朝起きたらいつもより鬱っぽく無くて。
今朝は雨で、セロトニン合成出来ないから、いつもなら酷い鬱感があるのに、なんか少しスッキリすらしています 。力がみなぎるまでは行ってないけど、いつもよりタフな自分というか、気弱で根暗な自分とは違う自分を感じてるというか。
いつもスッキリしたくて色々してたのに逆効果なことやってたのでしょうか?
【お返事】あなたが自分の感情(怒り)を大切にしたから、寝起きの朝がスッキリしていたのだと思います。該当の記事・放送はこれですね▼(人気記事になってます)
※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼
※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。
■①自分で怒りを扱う|感情に従えばハッピー
ここで重要なのは、
感情はコントロールするものではなく、感じるものなのです。
質問者さんは、この原則に忠実に従ったので、感情からの反撃を受けなかったのでしょう。どんな感情でも、押さえられると反撃してきます。一番の反撃は、抑うつっぽい症状が出て、イライラしたり、無気力になります。
あなたは「いつもスッキリなりたくて色々していた」ということなので、感情をコントロールしようとしていたのでしょう。それがことごとく失敗していたので、気弱で根暗になっていた。
この対策を止めて、感情(怒り)に従ったのが昨夜のあなただったのでしょう。その結果、タフなあなたが出てきた。感情に逆らわず従えば、感情はハッピーです。
◇怒りのマシンガンか、一発必殺か
怒りのマシンガンでぶっ放す一斉掃射(いっせいそうしゃ)には爽快感があります。それもいいのですが、そういう「わー」という攻撃よりも、一発必殺でガツンと仕留めるのもいいでしょう。どちらを取るかは、あなたの今の怒り次第。怒りの強度を強く持って、淡々と狭めていって、追い詰めていくほうが、相手はビビるでしょう。どちらにしても…
怒りを強く持て
これですね。これが必殺のためには必要です。
◇怒るタイミング
怒りを出すためにはタイミングがあります。怒りを感じた瞬間に、適切な強度でその怒りを発散させることが、ベストタイミングです。
しかし、怒りを出すことができない人は、そういうタイミングで出すことは不可能です。その場合は、過去の怒りについて、その怒りを十分に感じて、「私、メッチャ怒ってる!」「私に何をしてくれたんだ!」と十分に過去に感じた怒りを味わい尽くすことです。
質問者さんの、しんしんと降る怒りを抱きしめて寝たのも、この味わい尽くすことに通じます。
■②心理士が怒りを扱う|怒りとPTSD
特にPTSDのような体験では、怒りが重要な役割を果たします。2022/6/5のツイートを再録しておきます▼
やられたらやり返す!半沢直樹の倍返しの怒りは、PTSD治療でも健在です
PTSDの恐怖を破壊し尽くすには、強大な怒りを集めることが必要です。波動砲充填120%!その怒りで、愛着障害も、複雑性PTSDも、パワハラ適応障害も、恐怖の素をぶっ飛ばすことが可能になります。
これは、もう、そのものです。特にSE (Somatic Experiencing) などのボディアプローチなどでは、トラウマを崩壊させるために怒りの力を利用します。「トラウマによる凍りつき」という表現がありますが、この凍りつきは恐怖で身動きがとれない状態です。
この凍りつきをぶっ飛ばすのが、怒りなのです。
原子力発電は制御棒を使って、核分裂を開始させたり停止させたりしています。同じように、怒りのパワーをコントロールする制御棒はなんでしょうか。
それはカウンセラーです。カウンセラーが制御棒の代わりになるのです。相談者の怒りを上手に促進させて、パワーを集めながら、適切なところでそれを放出させる。ここを上手にやれるようになるとトラウマ治療も一人前になったと言えるでしょう。
この「適切なところ」が難しいですね。ここに質問が集中しそうですが、ここはご自身が多くのトラウマ事例を担当する中で、自分の「加減」というものを数年かけて身につけていきましょう。そうやって身に付いたスキルは一生モノになりますよ。
■まとめ
怒りを感じることができれば、次は、それをどう放出するかを考えよう
そのコツは、怒りを強く持つこと。
PTSDを攻略するには怒りが必要。怒りの扱いに慣れた心理士に相談しよう。心理士は原子炉の制御棒のように、怒りを促進させたり止めたりする。
夏バテ防止|梅雨時は減食がおすすめ|ラジオおやすみカフェ
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■他の助けを求めるのもいいでしょう
あなたが怒りの感情が強い場合は、怒りを扱える臨床心理士などの専門家に相談するとよいでしょう。もし、いまのカウンセラーがいまいちと感じるのなら、別のカウンセラーを探しましょう。あなたにとって良いカウンセラーはあなたの一生の財産になります。あなたのカウンセリングがうまくいきますように。
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