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【コントロールせず怒りや恐怖を鎮めるには】認めてあげるとシュンと小さくなります。

【質問】長年の溜め込んだ怒りが心の中で膨れ上がり苦しいです。
相手(夫)にぶつけたいって気持ちがあります。小出しにしたら大丈夫でしょうか ? 小出しでも怒りをぶつけられた方はダメージ 強いでしょうか?仕事がとても大変そうなので遠慮してますが、私は苦しいのです。ちなみに 私は愛着不全でクレクレ星人でしたが、高間先生のカウンセリングを受けてマシになりました。

【お返事】怒りの問題を抱えている人は大変です。質問者さんは、私のクライエントさん(だった?)なんですね。「カウンセリングを受けてマシになった」というのでしたら、それは良かったです。あなたの飢餓感が少しは収まったのでしょう。

※今回の記事はラジオでも視聴できます。テキストを見ながらどうぞ▼

※この記事は、Twitterの質問箱に来た質問を深掘りして回答したものです。

■怒りの理由を理解すること

現在は、長年ためこんだ怒りが膨れ上がり苦しいとのこと。その怒りはおそらく親への怒りだと思います。なぜなら、愛着不全のクレクレ星人の怒りは、ほぼ大半が親に分かってもらえなかった怒りですから。

この怒りをご主人に出すのは、ニセの敵に出しているようなものですが、親への怒りで申し訳ないけれど、出さずにはいられないので話を聴いてくれと頼むのはどうでしょうか。あなたの怒りがどうしてこんなに強いのかを理解していれば、話を聴いているご主人も、自分が責められているという気分からは離れて、少しは軽くなって話を聴けるかもしれません。

怒りの理由が分かれば、話している本人も、話されている相手も、ダメージは少ないのです。

ただ注意が必要なのは、誰にでも話せるわけではありません。話す相手も親子関係に問題があるときは、話すとほぼ失敗します。本心を分かってくれようとしません。その場合は、本当にカウンセリングを利用してください。

■感情(怒り)はためこまない

怒りの話は、カウンセリングでたくさん話していただいて結構ですよ。感情はためこまないこと。カウンセリングでは話してはいけないものはありません。愛着不全の方は、かなりの怒りのパワーを抱えていますので、それを小噴火させる練習をカウンセリングでやってみましょう。

  • 小出しに小出しに、怒りを感じたらすぐ小出しにする。ガマンしない。

そして怒りの問題とは、脳機能や発達に問題がなければ、それはあなたの性格というよりも親子関係に集約されていきます。

  • 怒りの問題が少ない人:怒りはフレッシュなうちに出す

  • 怒りの問題が大きい人:その怒りは自分です。邪険にしたり排除しようとせずに、それと一緒に生きましょう。次の「かなしばりは友だち」をご覧になってください。

■かなしばり(感情)は友だち

目覚めるとき、意識が覚醒していくとき、突然金縛りになったりする体験はあると思います。前日に身体を使いすぎて、筋肉が硬直して金縛りになることもありますが、心理的な要因で金縛りになることのほうが多いでしょうか。だいたい重いものが乗っかってくる感じがします。それが非常にリアルに迫ってくるわけで、恐怖感情が沸き起こってきます。

このとき、「これは金縛りだ。負けないぞ!えぃっ!」と力づくで金縛りをほどくこともできますが、

  • この子はかわいそうな子なんだ。抵抗はしないでおこう。

そんな気持ちになっていると、気がつくと金縛りがどこかに行ってしまうこともあります。かなしばりは、あなたの色々な感情の塊だったりするからです。

友だちだと思うと、あなたも恐怖からやさしい気持ちに変化するでしょう。かなしばりを排除しようとせず、一緒に生きようと思ったから、金縛りも安心して眠りにつけたのです。

怒りもかなしばりの感情の一つです。怒りに対して、「抵抗しないでおこう。怒りを抱きしめてあげよう。」そう思えるには、そう簡単ではありませんが、そんな平和がいつかあなたにやって来ますように!☺

■まとめ

  • 怒りの理由は親への怒りであることを、感情を出す相手へ理解してもらう。

  • 怒りは小出しにする。排除しようとしない。一緒に生きよう。

  • コツは「この子はかわいそうな子。抵抗はしないでおこう。怒りを抱きしめてあげよう。」

◇ラジオのおやすみ談話室:冬の終わりの雨。三寒四温。

⇒解決しない悩みのある方は、ソレア心理カウンセリングセンター へご相談ください。

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