帰路
帰り道とはなぜあんなにも早いものか。
帰り道とはなぜ色んなことを考えてしまうのか。
帰り道とはなぜ行き道で見つけられなかったものを見つけられるのか。
誰もが思うことであろう。
実際、私もそうである。
私は帰り道、よく未来の事を考える。
ここままでいいのか。やるべきことをやれているか。色々考える結果、不安に陥る。
その不安の要素を取り除くため、私は一つ一つ改善策を考えていく。
そして、そこで見つけ出した答えを実行するため、私は明日からの目標を立てる。
私は不思議と、目標を決める事で活力が湧いたり、気合が入ったりするのでよく目標を立てる。
少しスッキリした気分で歩いていると、植物や建物、景色などに目が留まる。
きっと、行き道では予定や目的があるために歩くことが作業のようになっていって、他のものに目を向ける余裕がないのだろう。
しかし、帰り道では全てを果たし目的もないので色んなものに目が留まったり、考え事をしたりするのだろう。
帰り道に見える世界は、まるで行き道とのそれとは別世界である。
帰り道の方が早いというのは、色んな物事に気を取られ、歩くという感覚が二の次になっているからだと思う。
帰り道を有効的に使う事で人生を変える事ができるかもしれない。
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