ミュージシャンがアウトドア会社を興す起業記録3
一年で一番好きな秋。今年の夏も暑かったので、ようやく一息といったところですね。
さて、前章に続いて音楽を生業として成業させていく過程の途中のお話しです。
好きで好きでそれこそご飯も食べなくても大丈夫なくらい好きだったピアノ。
本当に食べないと母の爆弾が落ちるので食べてましたが、その後も夜は消音器をかけても弾いてました。
母が縦笛を習っていたサークルの先生が実はフルートの著名な方と知ったのはだいぶ経ってからでしたが、その先生が「フルート夏キャンプをやるから息子さん来ませんか?」と母に話を持ちかけてきたのが自分が小学校3年生の時でした。
フルート? それほど興味があった訳では無いけれど、ピアノ、そして音楽が好きだったことから楽器も触ったことが無いのに夏の河口湖に行くことにしました。
初めて触るフルートは、キラキラしていて優しい音色。
ピアノは弾けば音が出るけど、フルートは息遣いで全てをコントロールできる!という面白さから、このキャンプをきっかけにのめり込むことに(笑)
ピアノと同時にフルートまでやってきて、遊ぶ時間がなかったかと思いきや、山に川に出かけてうまく時間を作って練習をしていました。
中学校に入り、勉強もしないといけないこともありピアノとフルートの二者択一を迫られ、フルートを選択。当然ブラスバンド部で吹くつもりが、フルートの先生から「吹き方が雑になる」という理由で別の楽器をやらざるを得ないまさかの展開。
弾くはこれまでやってきた。吹くは禁止。
となればあとは、叩く(笑)
というわけで中学一年生からドラム、パーカッションの路線が開業しました。
これまでやってきた音感。これにリズムの練習が加わり、着々とベースという楽器の素地が出来上がっていく訳です。
人生ってうまく出来てるな、と今になって思います。
お次はそんなタイミングで出会ったエレキベース。初めての電気を使う楽器との電気が走ったような衝撃的な出会いのお話しをお届けしたいと思います。この時はまだ行く末に天皇陛下の前でこの楽器を弾く機会をもらえるとは思いもせず。
最後まで読んでいただきありがとうございます。