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安心してください。 測れますよ。

『太陽光パネルに異常に詳しい会社のメルマガ』vol.42

琵琶湖のほとりから

form 藤本 秀樹

ソラメンテでがっちりメンテ!
アイテスの藤本です。

「バックコンタクトって点検できる?」

久しぶりにこんな問い合わせをいただきました。

みなさん、バックコンタクトって聞いて
どんなパネルかイメージできますか?

バックコンタクトパネルは、
表面のセルに電極が付いていないパネルです。

代表的なバックコンタクトパネルには
サンパワー製や東芝製のパネルがあります。

産業用太陽光発電所で
多く使われているのも
この2社のパネルが多いですね。

さて、肝心の点検ですが、
見た目が通常のパネルとは異なるので
現場でこのパネルに遭遇すると、

「どうしよう!こんなパネル見たことないぞ」

となる場合があるかもしれません。

安心してください。

測れますよ。

見た目やネーミングが違いますが
中身は結局のところ、「結晶系太陽光パネル」です。

バックコンタクトパネルも
ストリングは直列に接続されています。

インピーダンス測定器やテスター、
IV測定器や絶縁抵抗計も接続箱、
もしくは分散型PCSでストリングチェックしてください。

いつも通り測定できます。

故障があってもいつも通りなので
とてもわかりやすいです。

しかし、このあとの故障パネルの特定にはコツが必要です。

なんせ、パネル表面に
インターコネクタ(表面電極)が
ありませんから電路探査するにしても、
どこに当たればいいのかわからないと思います。

ただ、繰り返しになりますが、バックコンタクトパネルは
「結晶系太陽光パネル」です。

セルが直列に繋がっていて、
バイパスダイオードがついているので
クラスタ回路が構成されています。

ジャンクションボックスの反対側、対辺を見て下さい。

バックコンタクトパネルも
一般的な結晶系パネルと同じように、
セルの直列を結んでいる太い電極が
あることがわかると思います。

この部分をソラメンテiS SI200のセンサーで
スキャンすれば反応を見ることができます。

故障していれば反応がありません。

詳しくはこちらのリンクを参考にしてください。

▼バックコンタクト型パネルの構造と点検方法https://www.solamente.biz/back-contact-type/