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「これって、どういう意味?」 ソラメンテZの所見マークの見方

※2023年4月21日に配信したメルマガのバックナンバーです

『太陽光パネルに異常に詳しい会社のメルマガ』vol.21

琵琶湖のほとりから
form 藤本 秀樹

ソラメンテでがっちりメンテ!
アイテスの藤本です。

メンテシーズンに入ると
いろいろなご質問をいただきます。

大変ありがたいことです。

中でも多いのは、
ソラメンテZの表示に関するお問合せです。

ソラメンテZで測定していると
「v」や「r」といったアルファベットが
電圧値の前に表示されることがあります。

これは注意喚起をお知らせする表示で
弊社では「所見マーク」と呼んでおります。

よく出る所見マークとしては
下記のようなマークがあります。

v: 電圧値が5 分以内に測定された直前の測定結果と
 8[V]以上差があるときに表示されます。
 
r: 抵抗値が50[Ω]以上のときに表示されます。
 ※直前の測定結果との8[V]以上の電圧差はありません。

x: 接続箱からストリングまでの配線で
 クロストークが起こっている可能性があることを検出したときに表示されます。

vマークが出た時は、
前後のストリングの電圧と
天候に注目してください。

雲がかかった程度でも
8[V]程度の電圧は落ちます。

vマークが出たストリングだけ
電圧が下がっている場合、
故障の可能性を疑ってみて下さい。

rマークは、
クラスタ高抵抗の可能性が高いです。

電圧が変わらずに
抵抗値だけが高い場合、
クラスタ高抵抗を疑ってみて下さい。

また、接続箱の端子受けが緩んでいる、
Iマークのインクの塗膜が厚い部分に
プローブを当てている可能性なども考えられます。

rマークが表示されたら
何度か再測定してみて下さい。

xマークは、
何らかの要因で
ソラメンテの測定信号が
うまく受信できなかった場合に
表示されます。

該当ストリングと
ソラメンテの測定信号の
相性が悪いという状態です。

液晶表示ではわかりにくいのですが、
×(バツ)ではなく、
x(エックス)です。

バツに似たマークが出るので
表示された瞬間に
ギョッとする方も多いと思います。

ただ、このマークが出る場合、
パネルに問題があるというよりも
PCSのノイズや配線等の設置環境の影響を
受けている可能性が高いです。

何度か再測定していただき、
同じような数字が出るのであれば
測定できていると考えていただいて
概ね問題ありません。

「きちんと測定できているか気になる!」
という場合、測定データを弊社宛にでお送り下さい。
測定できているかどうか確認します。

所見マークの詳細については
ぜひ説明書をご確認下さい。

ちなみに
Googleで「所見マーク」と検索すると
弊社のWEBページがTOPに表示されるはずです。

さっき調べてみてビックリしました。

太陽光パネルに異常に詳しい会社
アイテス 藤本 秀樹

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