折半屋根設置の太陽光パネル、ソラメンテiSでの点検方法
『太陽光パネルに異常に詳しい会社のメルマガ』vol.44
琵琶湖のほとりから
form 藤本 秀樹
ソラメンテでがっちりメンテ!
アイテスの藤本です。
おかげさまで今週の
『基礎中の基礎セミナー』も
満席で無事終了させていただきました。
先週、今週とご参加いただきました皆様
貴重な時間を割いていただき
本当にありがとうございました。
11月中下旬以降で、
また企画させていただきます。
さてさて、
そんな大好評?の基礎セミナーの中で
折半屋根設置のパネル特定作業(電路探査)について
何件か質問をいただきました。
自家消費型やPPAで
折半屋根設置の太陽光発電システムが増えています。
点検の手順は基本的に一緒です。
ストリングチェックのあとに
故障の反応があればパネルの特定を実施します。
パネル特定に使用するのは
もちろん電路探査機である
ソーラーパネルチェッカー ソラメンテiS SI200です。
が、しかし、ソラメンテiSは
発電電流から発生する磁界を検知して反応します。
磁界を検知するということは、
金属製の部材に反応するということなんですね。
折半屋根や金属製の架台などには磁界を持っているものが多いです。
(アルミ架台には反応しませんが、留め金具などには反応します)
なので折半屋根にパネルが設置されている場合、
ソーラーパネルチェッカーが屋根材に反応してしまい、
電路探査ができないということが発生します。
では、こういった屋根設置してあるパネルは点検できないの?
ということになりますが、そうではありません。
梁材とパネルの設置距離にもよりますが、
パネルの何処にSI-200を当てると
発電電流から発生している磁界を検知できるかを理解すれば、
折半屋根設置パネルの追い込みは可能です。
もちろん、屋根一面にびっしりとパネルが敷き詰められている場合、
パネルの上に乗るわけにも行かないので、その場合を除いてですが。
以前のメルマガでもお話しした、
クラスタ回路を構成している電極を思い出してください。
ジャンクションボックスの反対側の短面にある
2列を結んでいるあの電極です。
図の赤いマル印の箇所ですね。
この電極にはパネルの中で最も大きな電流が流れています。
ここにピンポイントでSI-200を当てれば、
だいたい電流の有無を確認できると思います。
いままで、屋根設置で電路探査ができない、
ソラメンテiSは使えないと思っていた方!
ぜひ一度お試しを!
太陽光パネルに異常に詳しい会社
株式会社アイテス 藤本
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