♫あかたすんどゥんち 4 沖縄わらべうた研究会 2021年12月13日 13:27 <歌 詞> 赤(あか)田(た)首(す)里(ん)殿(どゥん)内(ち) 黄金(くがに)灯籠(どゥる)提(さ)ぎてィ うりが明かがりば 弥勒(みるく)迎(うん)けー シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー ヒージントー ヒージントー イーユヌミー イーユヌミー<歌詞訳> 首里赤田村のお屋敷(やしき)に 黄金の灯籠(とうろう)を楤(さ)げて その灯籠が灯(とも)れば 弥勒(みろく)さまをお迎(むか)えしましよう シーヤープー シーヤープー ミーミンメー ミーミンメー ヒージントー ヒージントー イーユヌミー イーユヌミー(ハヤシ)<解 説> この歌は、300年前、求道(ぐどう)長老が中国から持ち帰った 弥勒(みるく)の絵像を首里(すい)殿内(どゥんち)に奉安(ほ うあん)したことに由来します。 弥勒は平和で豊かな世の中「弥勒世(みるくゆー)」をもたらす神 として崇(あが)められ、天然痘(ちゅらがさー)(てんねんと う)や麻疹(いりがさー)(ましん)が流行したときも、疫病(え きびょう)から赤田の人々(ひとびと)を守りました。 現在でも、1994年に復興した「みるくウンケー」の祭礼で子どもた ちによって歌われます。また、後半部分のハヤシを付けて、遊ばせ うたとしても歌われます。 ここでは、子どもたちが、歌に合わせて身振(みぶ)りを付けて歌 っています。 なお、後半部分のハヤシについて、「シーヤープー」は西安(しー あん)の布説(ふせつ)や頬(ほお)という説などさまざまありま す。「ミーミンメー」は耳、「ヒージントー」肘(ひじ)、「イー ユヌミー」は魚の目というのが通説(つうせつ)ですが、今回は歌 詞においてハヤシとしておきました。<遊び方> 親子が向かい合い、幼(おさな)い子どもの模倣(もほう)を促 (うなが)しました。 弥勒(みるく)迎(うん)けー・・・両手を耳のところで開き 合掌(がっしょう)してお辞儀(じぎ)をします シーヤープー シーヤープー・・・両ほほを人差し指でつつく ミーミンメー ミーミンメー・・・両耳を広げるような仕草をする ヒージントー ヒージントー・・・右手の肘(ひじ)を左手で、左 の肘を右手で触(さわ)る仕草を交互(こうご)にする イーユヌミー イーユヌミー・・・左の手の平を右手の人差し指で 右手の平を左手の人差し指で交互につつく #動画 #10月講座 #南部のわらべうた 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート