XR Elite使った感想
ゴミ。
フェイシャルトラッキング目当てで購入しましたが、軽さ以外の部分のデメリットがかなり多く購入はおすすめしません。
購入後2ヶ月ほどでQuestProに乗り換えました。
使用環境
・XR Elite
・VIVEフルフェイストラッカー(XRシリーズ)
・VIVEトラッカー3.0 * 4(フルトラとSpaceCalibrator用)
・ベースステーション
・VRCFT
過去に使っていたHMD
・Oculus CV1
・Oculus Quest(初代)
・Valve Index
・Pico4
いいところ
・軽い
・視度調整可能
悪いところ
・装着感が最悪
フェイシャルパッドが硬く、装着していると顔が痛くなります。
Vive側も問題を認識しているようで5月頃からの販売分では装着感を向上させるアタッチメントがいくつか付属しますが、フェイシャルトラッカーを使う場合は併用ができません。
サードパーティ製のアクセサリーも出ていません。
・スイートスポットが狭すぎる。少しズレただけで全体がぼやける
・パンケーキレンズだがIndex並かそれ以上にフレアやゴッドレイが出る
・構造的な欠陥
左右のツル部分がペライチのプラスチック板でスピーカーを挟み込んでいる構造のため非常に割れやすく、V睡などしていたら数ヶ月で折れると思います。
使用1ヶ月ほどで右側にヒビ割れが入りました。使っているとヒビが広がっていくのでテープを巻いて使っています。スピーカーがテープで塞がれて音質最悪です。
・画質が悪い
ViveStreamingHubの画質が悪く、最適化不足なのかエンコード時のGPU負荷も高いです。色のくすみも酷い。
VirtualDesktopを使うとマシになりますが、フェイシャルトラッキングやハンドトラッキングはViveStreamingHubのみ対応なので使えなくなります。
解像度1920x1920とのことですがスイートスポットの狭さや装着感の悪さから常にどこかしらがぼやけており、体感の画質は初代Quest並です。
・画角が狭い
公称110°ですがレンズ自体が小さく、常に視野周辺にレンズとの境界線が見えます。
双眼鏡を覗いているような視界です。
・メガネモードで使用するとツルが痛い
boothにて販売されている側圧分散アタッチメントが必須です。
・ハンドトラッキングの精度が終わっている
・ハンドトラッキングの範囲が狭すぎる
一応対応している程度で、精度があまりに粗末で実用的ではありません。
・コントローラーのトラッキング範囲が狭い
Quest(初代)やPico4と比べてトラッキングできる範囲が狭く、Indexコンを使用していました。
トラッキングロストすると原点に腕が引っ張られるのでダンスなどは不可能でした。
・ファンがうるさい、装着部に熱がこもる
イヤホン付けても振動による骨伝導でかなり音が聞こえます。
・アバター変更時にOVRのSpace Dragがリセットされ床に埋まったり原点に戻されたりする
意味不明。QuestやPico4、Indexでは発生しませんでした。
・数時間使用しているとフェイシャルトラッキングが突然動かなくなる
HMD再起動するまで動きません。
・パススルーが平面
中央カメラの映像を左右にそのまま映しており、スマホで撮った映像を全画面で見ているのと同じ状態で視差がないため奥行きが全く感じられません。
HMDとして致命的な問題が多すぎて、購入は全くおすすめできません。
装着していて非常にストレスが溜まります。
あまりに不快だったため2ヶ月ほど使用してからQuestProを購入しましたが、上記の悪い点がほとんどなく快適です。