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【文房具#1】真鍮しか愛せない【ボールペン3選】
学生の頃のお気に入り、内田洋行のドローイングシャープ、これがあればどんな創作も出来るんじゃないか、そんな気がしてた。
このシャープペンには芯をストックするという概念がない、芯が短くなったら取り除いて、新たな一本に交換するという仕組みだった。そしてその一本を、本体を捻ることによって無段階に繰り出す。それだけのために先端で使い切れなくなった短い芯は捨てられる。芯の交換で手は汚れる。交換時に折れる。
でも、こだわりの長さを維持できる、なんて素晴らしい機能。
こんな手間のかかる不自由なシャープペンを私はこよなく愛した。
便利さは創作の敵なんだ。
さて、文房具マニアの私が真鍮製のボールペンを3本ほど紹介するノート。これから真鍮製ボールペンを手にしようと思うあなた、参考にして下されば幸いです。
1.PLOTTER ball point pen
midoriやトラベラーズノートを手掛けるデザインフィルによるプロダクト、はっきり言ってどの製品もカッコいい、余談だが私の愛用するホースレザーの手帳はPLOTTER製。頑丈すぎて一生使えると思えるほど。
2.SAKURA Craft_rab001
ジェットストリームアタックに苦戦を強いられているサクラクレパスが渾身で立ち上げたプロダクトの第一弾。ちなみにクーピーから着想を得た真っ白なボールペンもあり、私はそちらを愛用しているとか。
3.Grovemade Brass pen
海外のデスクツアー動画で必ず登場するGrovemadeが手掛けるボールペン、今回選出のプロダクトでは文具素人のGrovemadeがどこまで食い込めるか。
芯の太さはこんな感じ
各ボールペンのロゴ
このような感じ。ざっくりまとめます。
個人的な使用感で順位を付けるならば、PROTTERが一番使いやすい。普段はPLOTTER製の手帳に挟んで使っています。しかしローレット加工のせいで使っているうちに汚れがたまってるっぽく見える。経年変化を楽しむよりは洗浄剤で綺麗にしたい。
SAKURAcraft_rab、冠の桜マークが美しい。日本人にとって桜は特別なんだ。海外の文房具マニアでも注目して動画に取り上げてる人がいたほどである。しかしペンクリップが固すぎて何も挟めないのは如何なものか。
真打、GrovemadeのBrasspenとセットのペン立て、なんと美しい。
セットで2万円近くなる。そして重量バランスなにそれ?オール真鍮じゃないと君は嫌なんでしょ?と言わんばかりのヘビー級ボールペン。ボールペンとして使いやすさは全くなくB5一枚書くのにも結構疲れる。
でも、冒頭にある通り、便利さは創作の敵。
手にかかる重みは創作の重み、ペンを走らせる辛さは創作の辛さ。
私はそう思ってこのボールペン代のモトを取ろうと必死です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。