複利ってすごいんでしょ?〜知らなかった本当の複利の威力〜
新NISAをそろそろ始めようかと思い、資産形成について考えたときに複利の凄さを勘違いしていたことに気がつきました。目ん玉がぶっ飛ぶほどの複利の凄さを伝えれたと思います。
複利って何?
複利とよく比べられるものに単利があります。まずはより分かりやすい単利から話していこうと思います。
単利とは当初の元本に対して利息がつくものです。つまり、利息によってもらえる金額は常に一定です。
例えば、元本を100万円、年間利率を1%とすると何年経っても1万円ずつ増えていきます。
次に、複利とは元本に対して利息がつくものです。ただし、利息分も元本に含みます。何言ってるのか分かりづらいと思うので具体例を話していきます。
例えば、元本を100万円、年間利率を1%とすると、1年後には101万円になっています。ここまでは単利と同じですが、複利の場合は101万円に対して利息がつくため、2年後には102.01万円になります。同じように5年後までのグラフを書いてみましょう。
見てわかるように、単利とは違い、複利の場合は元本も利息分も年々大きくなっていることがわかります。
いやいやほんのちょっとしか違わないじゃん。これのどこがすごいの?
そう思う人もいるでしょう。私昔はそう思っていました。これは年間利率が小さく、5年というわずかな時間でしか見ていないためです。
時間と複利の最強タッグ
複利の凄さを感じるために金融庁が出している資産形成シミュレータを使っていきます。
投資金額(元本)を100万円とします。投資金額を銀行口座に入れた場合として年間利率0.001%、投資で無理なく得られるリターンとして年間利率3%(投資1)、少し大きなリスクをとった投資で得られるリターンとして年間利率7%(投資2)。この三つで20年間のシミュレーションをしてみます。
5年おきのデータをグラフにしてみました。
同じ100万円ですが、銀行口座に入れた場合、20年後には100.02万円とほとんど変わらないのに対し、投資1(年間利率3%)では20年後には180.61万円に、投資2(年間利率7%)では20年後にはなんと386.97万円になります。
これをみても、いや20年かけて386.97万円ってタイパ悪くね?って思ったそこのあなた!元本の大きさが大きくなればなるほど複利がさらに大きく働きます!
先ほどの条件から元本のみ500万円にしてみましょう。
シミュレーション結果が以下になります。
先ほどと同じく銀行口座に入れた場合では20年後には500.1万円とほとんど変わりません。しかし、年間利率が大きいほど元本の大きさの影響が大きくなっていることがわかります。投資1では20年後には903.06万円、投資2では1,934.84万円になります。複利ってすごくないですか?
ちなみに、投資2は10年の時点で983.58万円と投資1よりも10年早く900万円に達しています。
金融庁が出している資産形成シミュレータを使えば、他にもいろいろな条件で簡単にシミュレーションすることができます。本当にびっくりするので是非50年のシミュレーションをしてもらいたいです。目玉が飛び出ること間違いなしです!
他にも、毎月5万円積み立てた場合などを計算できるシミュレータがウェブにあるので試してみてください。私はバイトしようと思えました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。ではでは。
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