【双極性障害】家族として最もこわいと思うこと
わたしの家族は双極性障害の診断をされています。
今日はわたし(兄弟)からみて、この病気の一番のこわさ、と思うことを書きたいと思います。
結論から言いますと
「躁を本人が自覚できないこと(自覚が難しい)」
だと私は思います。
こちらの本にも何度躁状態になっても自覚できない患者がいるというような事例が載っており恐ろしくなりました。
本人が自覚できず【これこそ本当の自分だ】【やりたかったことをやっているだけ】と思いこんでしまい、周りに攻撃的になったたり、病院の受診が遅れたりしてしまいます。
本人は躁状態が大変ひどく入院をしました。
薬と刺激の少ない入院生活のおかげでかなり落ち着きを取り戻していますが、時々怒りが湧いてきた怒りに対して“いつもの怒りより大きい”ことの自覚が薄い(もしくは無い)のです。
怒っている内容自体は日頃から思っていることであるから尚更わかりにくいのがこの病気の難しいところだと感じます。
家族は、気が許せる存在である分、攻撃を受けやすいです。
私も心ないことを何度も言われたり、攻撃的な言葉を言われて本当に本当につらかったです。いまは落ち着いてる時間がほとんどですが、少しイライラが見えると家族としては動悸がしてきてしまうくらい恐怖を感じます。
本人も「イライラしているのはあなたのせい。イライラさせないで。私は私のやりたいことをやっているだけ。邪魔しないで」等とぶつけてきます。
「暴言などがあっても病気が言わせていると思いなさい」
どの本にもこんなことが書いてあります。
わかっていてもやっぱりつらい。本当に治るのかな?元の状態で会えるのかな。悲しい。
最後に、
加藤忠史先生は双極性障害についての本を何冊もだされており、大変わかりやすいです。
家族のしてのこころもちや本人との意識の違いなどがかいてあるものが勉強になりました。
自分が分かりやすかった本も近いうちにnoteにまとめたいと思っています。