Weibo、Wechat、RED?いやいや、ショートムービーでしょう(4)
↑↑↑↑前回の続き↑↑↑↑↑
なぜ短編動画が消費者を影響する主流となったか?
ここで新しく消費者層時間の概念を提案したい。「国民総インターネットメディア消費時間」としよう。
1日24時間を固定時間とし、生活や仕事、娯楽なども、大まかな時間比例があるはずとして、「同時中国全土の人口x消費者個人の消費時間=消费者総時間」とする。
あるインターネットサービスの価値判断をする際、やはり時間に注目する必要がある。より消費者の時間を占めているものがより大きな価値を所持しており、消費者に対しての主導権を握る。
中国の消費総時間に関しては、のちの文章にて詳しく紹介する。
将来予測および日本企業のメディアチャンス
実は、ショートムービーはすでに成熟期を迎えており、これより前の時代ではメディア関係者は皆「コンテンツが最も大事だ」という迷信に囚われていた。もちろんコンテンツはメディアとしての基盤である、将来も消えるものではないだろう。
ただ、技術の発展と進歩および消費者の需要の変化に伴って、方程式は以下のようになってくるかもしれない:
最適解=コンテンツ+統計データ+AI
日本企業が中国では太刀打ちできないのか?
まず最初に、すべての日本企業にはっきり意識してもらいたいのは、中国のインターネットのバックグランドで、中国ITやSNSの歴史、トレンドを知らないようでは全く可能性は生まれないということ。
ソーシャルメディアの重要性を十分に理解した前提で、2つの方策があるだろう:
1.SNSに関する基礎知識をキャッチアップし、運用スキルを身につけること→フォロワー数向上
2.低コストで消費者ニーズを踏まえたコンテンツを製作すること→コンバージョン向上
まとめ
この文章では、日本企業が十数年において中国で失った機会から、近年中国SNSの変化につながり、なぜこのような変化が起きたか、そしてこの変化の配合にはどのような消費者の消費トレンドがあるかを軽く分析した。
その上、現在中国において最もホットな形式はショートムービーであり、かつ「消費者総時間」という概念を引き出した。
最後に将来予測をし、日本又は海外企業が中国にてビジネスチャンスを探す上で役出つであろう意見を少々提案した。
(終わり)
概要
1.日本企業が失ったモメンタム
2.2010年代中国ネットにおけるメディア概論
Weibo
Wechat
BiliBili
toutiao
douyin
kuaishou
3.なぜ中国経済で劇的な変化が生まれているのか?
4.ソフト・ハードウェアのバージョンアップがもたらす消費者の行動変化
5.趣味嗜好の多様化による中国SNSの多元化
6.なぜ短編動画が消費者を影響する主流となったか?
7.将来予測および日本企業のメディアチャンス
8.日本企業が中国では太刀打ちできないのか?
まとめ