社会のテストには0点と満点しかない?
東京留学2年目の2006年に、「和民」にてアルバイトしていたときのことを思い出した。
当時は本当に大変だったけど、今思うと感謝の気持ちしかない。
まず、和民からは色々日本料理の作り方を学んだ。他民族や他国のことを学ぶなら、まずは食事からスタートするのがベストだと思う。
それ以外に、和民の社長である渡辺さんからは、社会人としてのあり方や価値観を学んだ(和民に色々話題になっているのは分かっているが、物事には両面性がある)。和民は毎月必ずVTRで渡辺さんの教育を受ける仕組みがあって、それは当然アルバイトのみんなも見なければならない。
ある日のVTRでは、和民本社MTGで渡辺さんから部下に叱るシーンで、“仕事に0点と満点しかない”と言う渡辺さんが映っていた。
この言葉はすごく僕の心に刺さった。
“やっぱり社会は学校と違うね、満点を取る覚悟がないと、0点しか取れないということなんだ”とそのときの僕は思った。
そのときから、この価値観は僕の頭の深くに刻みこまれている。
会社を設立した最初の頃に、初期メンバーにもよくこの価値観を伝えていた。しかし、色々経験をしてきて、この価値観は間違いると思い始めていた。
高校生時代のことを思いだした。
高3の時に、クラスに優秀というより鬼みたい(に自分に対して厳しい)なクラスメイトがいた。彼は2回飛び級をしていたため、クラスの中で一番背が小さい、でも、わからないことは基本的にはなかった。
テストも満点しか取らない、高校時代の最後のテストが終わった後に
先生はみんなの前で彼に聞いた:“どんな気分ですか”
彼:“すごく残念”
先生は一瞬で顔が青ざめた:“どうして?”
彼:“テストは満点しかないから”
それを聞いてみんなはイラッとして彼を睨んた。
そこから20年が経った、彼は今、ある上場会社の創業メンバーとしてニューヨークの地に足を踏み入れた。
そうだ、それだ。満点しかないから残念。
人間は大きく三つのタイプに分かれていると思う、「一般」「優秀」、そして「神級」。
一般な人は「平均点数」の思考だ
優秀な人は「0点と満点しかない」の思考だ
神級な人は「無限大」の思考だ
「平均点数」の思考はどんな特徴?
例を挙げる。
ある部屋に十人がいる。給料は高い方で月100万円ぐらい、低い方は30万円ぐらい。その人たちの平均給料は30~100万円の間となる。そしてたまたまそこに理由で孫正義さんが入ってきた。そうするとみんなの平均給料はどうなる?一瞬で恐ろしい数字になると思う。でもその平均値は最初の10人と関係があるか?
「0点と満点しかない」の思考はどんな特徴?
一生のうち0点か満点しか取れないし、満点以下が多い
「無限大」の思考はどうなもの?それは指数成長みたいなものだ、あるタイミングで一気に伸びる。
残念ながら、
「指数成長」思考を持っていても、大体の人は神になれない、でも余裕で満点以上を取れる
「0点と満点」思考を持っていても満点をとる人は少なく、大体、平均点以上満点以下になる。
「平均点」思考を持っているなら、すごくきつい人生になるかもしれない。
では、指数成長を目指したいけど、どうしたらいいい?
いくつかキーワードがあると思うタイミング、実用性な技術、適切な人材
課題の原子分解、新たな組合わせ、ルート改良
グローバル思考、ネットワーク思考、資本思考
答えは、その中にある。
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