【没供養】贖罪の東大オープン。

距離感を間違えた。
本当に大事なものを踏みにじられた人間は、これほどまでに変われてしまうのか、と。
自分のことを悔やむ一方で、どこか寂しくもあった。
高校の人間関係はかけがえがなかったはずなのに。それは私が思うよりどす黒くて、ごちゃごちゃしてて、生臭いものなんだってやっと気づけてしまった。さっさと新しい一歩を踏み出してしまえたらとばかり考えてしまうのは、いわゆるさっぱり系(笑)の思考法だろうか。
大学の人間関係はきっと希薄。それを想像するたびに、自分のことを繋ぎ止める蜘蛛の糸が減る様な感覚が私の内に起こってくる。
この際それでいい様な気がしてしまった。負けた。諦めた。自分を責めた。〇〇高校の招かれざる人間。昔の夢なんてとうに尽き果てていた。
清々しいほどに冷めてしまっていて、好きとか嫌いとか、そういう感情さえ邪魔に思えてきてしまう。
古文でさんざん読んだ出家話が身の上に降りかかってくる様だった。時代が時代なら衝動的にこの短い髪をおろしてしまいそうだけど、幸か不幸か、私にはまだ絆がある。すなわち、現世に繋ぎ止められた存在。私は強いものに絆された。
そうして私は始発に乗り、この文章を書いている。蜘蛛の糸の最後の一本を、手づから切るような気持ちで。

このnoteは2ヶ月前に書いたこれと似てるようで異なる。

(記事の挿入って機能が追加されてて、使いたくなっちゃった。ごめん)
これを書いたのは自分の感情や状況を整理、あるいは表明するためであって、言うなれば合理的解決。いま私が文章を書いている目的は発露であって、近道反応的な行い。書きたいように書いてみる。

旅行っていうのをあまり好いてこなかった。ゲームの方が楽しかったから。でも今になってようやく、旅の目的がわかったような気がする。分子みたいに、あっちこっちに飛び回って、自分の足を引っ張る分子間力から自由になる。
乱雑に動き回ってエントロピーを上げ、欲求不満を発露させてエンタルピーを下げる。物質の本性に従った行為に他ならない。

何の気も無しに神社に向かったのは、全統高のことがあったからかもしれない。いや、たぶん縋りたいからだ。あらためて余裕のないのを自覚した。
旅先で神社に寄るのが習慣になりつつある。東大オープン=旅行になってしまう時点で、私が住んでいる場所は相当な田舎だ。閉鎖的な田舎の凝り固まったコミュニティって、合わない人には本当に合わない。こと今の私にとっては桎梏そのもの。いい人にはいいんだろうけどさ。
全統高の時と違って、場所を言うと身バレするので写真が載せられない。というか、撮る気も起きなかった。
鳥居のところに、それはもう深く頭を下げるおばあさんがいた。たいそう敬虔な方なんだなあ。
長い参道、自分と向き合う時間。
前と違ってお清めも忘れない。
口を清めた瞬間にくらっとした。自分の中でも解釈ができない不思議な覚悟とともに、本堂に入ってみる。
早朝というのは都合のよいもので、周りに人がいない。幾度目の隔絶を味わいながら手を合わせる。
安寧。この2文字だけを伝えた。今の自分に必要なもの。言葉は到着する前から決めきっていたけど、口にした途端にいっそう思いが強くなった。鳥居を抜けるとき、引っ張られるみたいに礼をしてしまった。
そんなわけで鳥居にお辞儀して駅に戻ったんだけど、息をつけそうな場所もなくて、朝ごはんだけ買って参道に戻ってきてしまった。ハエにたかられながら食べる宇治抹茶バウムも悪くはなかったけど、そのまま結構長いこと座ってnote書いてたもんだから刺されまくった。自業自得。

長くならないうちに、今の私が置かれている立場を明らかにしておこうと思う。とは言いつつ詳しく書けるようなことでもない。簡単に言えば、他人のプライベートを過度に垣間見てしまった、ということになるだろうか。
つまるところ私は人と人との関係性をいったん損ねてしまったわけで。仕返しというべきか、私は今ひとまずの疎外を受けている。これで平等だ。
ところで、私には不十分がある。他人と人生を比べたときに、欠如が大きい。それすなわち非リアであり陰キャ。それは自らが招いた結果ではあるのだけれど、同じだけの報いを差し引いた結果として私の身の欠如が隈なく見えるようになる。HP制にしてみるなら、私はHP5で相手がHP50。互いに攻撃力10の攻撃を食らわせあって、私だけがあえなくノックアウト。やっぱり難解。
そんなわけで私は精神的Fティアを甘受しつつ、さしあたりの悪役を、敗者を全うしている。彼らのフレックスに対する、せめてもの悪あがきだ。
やっぱり2か月前とはかなり違っている。「いわれのある」劣等感を抱えてしまった。

会場に着いてみた。私の頭はひとまず、降りる階を間違えるくらい張り詰めているということではあった。
いつもの東大模試みたいに、いきり立っていることもなく。図らずも、淡々と問題に向き合う準備ができていた。

国語。
漢文。まずまず。だけど25分くらい使っちゃって、巻いてかないとなぁとか思いつつ古文。
開幕から出家するじゃん。すごっ。私のこと待ち構えてたみたい。
夢中で読んでいた。単なる試験問題として読んできた古文に、出家僧に、か細い老人に、寄り添われていた。
撰集抄。いつかじっくり読みたい。
そんなわけで古文の間は集中力を保てて、15分くらいであっさりと解けてしまった。
現代文はまあ、いつも通り。

数学。
2完2半くらい。なかなか3完に結びつかない。次はがんばる。

理科。

電磁気雪崩れてる。
化学言うことなし、全力は出た。成長してそう。

英語。
大問5の方の整序があってた。ならべやさんの本領発揮。
リスニングそれなりに聞こえたし、あとは時間配分だけかも。


記録はここで終わっていた、、、!!!
新幹線の中で書いて、神社のベンチで書いて、帰ってから選挙特番とか見ながら勢いでここまで書いて、それから未完のまま放置してたやつ。
それなりに体裁整えようかと思ったけど、なんかこのまま出した方がいいような気がするので未完のままあげてみます。このままを愛してください。

撰集抄。買っちゃった。
前の持ち主の書き込みもある。大学の授業かなんかで使ってたのかも。東大受かったらゆっくり読みたいな。

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